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日本とフランス  二つの民主主義 (光文社新書)
 
 

日本とフランス 二つの民主主義 (光文社新書) [新書]

薬師院 仁志
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

自由を求めて不平等になる国と、平等を求めて不自由になる国。

内容(「MARC」データベースより)

日本のアメリカ型自由民主主義と、フランスの社会民主主義。その違いを比較し、21世紀初頭以降における日本社会の在り方、今後どのような選択肢を持ち得るのかについて、政治的、経済的な事柄を中心に考える。

登録情報

  • 新書: 270ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/8/12)
  • ISBN-10: 4334033652
  • ISBN-13: 978-4334033651
  • 発売日: 2006/8/12
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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By 以丸
形式:新書
フランスとアメリカをモデルに、保守=自由主義、革新=平等主義として日本の状況をバッサリ切っていく著者の言いたいことには同意できる点も多い。 しかし致命的に雑過ぎる。または無知。自由は小さな政府のもと好き勝手やっていくこと。平等はこのような自由を制限して作るもの。自由主義は保守とつながり、平等は革新とつながる。日本のように革新が平和主義を唱え徴兵制反対をいうのはおかしい。保守や自由主義、自由や平等の多義性や議論の蓄積は一切無視して、こうだ!、と位置付け議論を進めていく著者の腕力には心底感心させられた。でも、平等がないと自由もないとか最後の方で書いたりして、著者が自分で複数の意味で言葉を使ってしまっており、しかもそれに気づいていないことは明らかだ。 参考文献をみると、自由主義などに関する専門書はひとつもなく、非常に納得した。もちろん議論を組み立てるにはある程度の単純化は避けられない。しかし言うまでもなくそれはしっかりと勉強したうえでなされなければならないという当然のことがされていないのだ。 最後に、西洋をモデルに日本がおかしいと批判する図式は散々批判されてきたが、その典型のような本だ。 本を書くなら編集者共々もっと勉強してくれ。
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34 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 革命人士 トップ500レビュアー
形式:新書
減税の一方で福祉サービス拡大を求める左翼政党の主張はどこか変だ。日本人の多くがそう感じていたに違いない。だから、退潮傾向が止まらないのだろう。本書は平等と自由は両立せず、世界の政治勢力はどちらかを志向しているとはっきり言い切る。そして、左翼=平等を志向する勢力が世界の潮流となっているのに、今の日本は平等を求める政治勢力がないに等しく、選択肢が自由しかないともいう。

また、国民を国家に強くつなぎ止め、上からの平等実現を目指す左翼の立場から、左翼が権力と対立するのはあり得ないという。だから、フランスの左翼は国民統合の手段として徴兵制に賛成する。論理的だ。それと比べ、いかに日本の左翼が情緒的で、有権者に聞こえの良いことしか言わないかと感じた(著者は「自由」を信奉する勢力にも厳しい指摘をしているが)。

また、世襲政治を打破した民主主義革命の生んだ自由こそが、世襲議員を生む逆説的な状況。それを打破するには、自由を制限するしかないという論考も卓越。後半フランスの下りが冗長な感もあるが、前半はユニークで刺激的な思考があふれていて、格差社会の克服が盛んに叫ばれている現状、その答えの手がかりが本書に求めることができると思う。
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27 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By それから トップ1000レビュアー
形式:新書
冷戦終了後、我が国の左派政党の凋落は著しい。ところがフランスをはじめとするヨーロッパでは左翼は今も健在であり、著者はまず詳細にこれを検証する。そもそも「右」/「左」とはなにか? 著者による欧米諸国における左右の定義は明解である。すなわち、右に自由方向、左に平等方向を示す直線を引くと、右側にいくほど右派で右端に米共和党があり、左が左派で左端に共産主義政党がくる。ここでいう「自由」とは規制緩和・自由競争による「小さな政府」を「平等」とは高負担・高福祉を目指す「大きな政府」の主張を意味する。各政党は線上のどこかに位置づけられるが、左派・右派は相対的なものである。米国の左派である民主党は共和党より左にあるが、フランスの右派のほうが平等主義的である。(尚、米国の民主党がリベラル=自由主義と言われるのは、「宗教的にリベラル」の意味である。)
そして現在ヨーロッパ左派の社会民主主義の淵源は、1848年のフランス二月革命にあり、国家主義・中央集権的である。ソ連崩壊後、我が国の左派のみの凋落の著しい理由がこの辺で理解できる。

著者は我が国で民主主義というと、米国型の「小さな政府・自由」とされるが、フランス型の「大きな政府・平等」という選択肢もあることを強調する。しかし、著者の期待するような我が国の左派政党の出現は期待できないのではないか?
また、「判断材料を提供するためにフランス社会の肯定的な側面を多く取り入れた」と著者はいうが、選択肢として考えるならば負の側面についてももっと知る必要があろう。この中にはフランス建国の理念からくる「普遍主義」といった重い課題もある。ともかく本書は政治思想を整理・理解する出発点として良い教科書である。
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投稿日: 2009/2/24 投稿者: 屈折する星くずと木星から来た羊の群
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投稿日: 2008/8/1 投稿者: ナルボンヌの蜜蜂
フランス民主主義
... 続きを読む
投稿日: 2008/1/15 投稿者: blackstar
脱常識が必ずしも正しいとは限らない
薬師院による、政治の選択肢が「自由か平等かでなければいけない」という主張はむしろ時代錯誤に思える。... 続きを読む
投稿日: 2007/7/14 投稿者: 小原一馬
日本は政治の前提を欠いていた
日本とフランスを比較するより前に、現在の日本の民主主義の手本となったアメリカとフランスの民主主義を比較し、決定的な差があることを指摘している。... 続きを読む
投稿日: 2007/7/13 投稿者: lino
面白いけど雑
以前読んだ、同じ光文社新書の『英語を学ぶとバカになる』が、面白くはあるが、... 続きを読む
投稿日: 2006/11/21 投稿者: セカい共和国屁
日本の野党の根本的問題を喝破した良書
「保守」と「革新」の対立といいながら、大同小異の政策を振りかざす野党、政治の素人から見ても「実現不能」とわかるようなことを主張する社会主義系野党・・・... 続きを読む
投稿日: 2006/11/19 投稿者: 市井の人
予備知識なしに読むのはキツイけど‥。
日常をボンヤリと生きている私には、この本に書かれている事は、あまりに日常の思考からかけ離れているために、かなり理解に苦しむ。しかしそれは、本書の内容が難解であると... 続きを読む
投稿日: 2006/10/3 投稿者: コンタナトス
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