出版社/著者からの内容紹介
アルゼンチン経済の大崩壊crashing downは、日本の明日の姿だ。欧米のエコノミストも、日本の金融関係者たちも、みなそう思っている。残念ながら、この私もそのひとりだ。というのも、私は、次々と内外の関係者を取材し、その誰もが日本経済の未来について有効な処方箋を持っていないことを知ったからだ。とくに、前FRB議長ポール・ボルカー氏Paul Volckerの次のような見方には衝撃を覚えた。「日本が現在置かれている状況は、これまでの経済学economicsの教科書にはないものです。先進国といわれる国でこのような状態に陥った国は、歴史上例がありません。とはいえ、日本が抱えている問題は経済問題ではなく、政治問題なのです」
つまり、日本はいま全知全能を傾けて、独力でこの危機を脱出するしかない。
不良債権はなぜ処理できないのか? 改革はなぜ進まないのか? 日本の未来がアルゼンチンのような状態になるのが確実となってしまったいま、この疑問に真剣に応えた一冊。著者は米メディアの記者で、日本経済を十数年にわたって取材し、その集大成として本書を書き下ろした。
著者の結論は“Yakuza Recession”[ヤクザ不況]。つまり、日本の不良債権はほとんどがヤクザ絡みであり、現在の不況はヤクザが政・官・業とタッグを組んで作り出したものという。大手メディアや学者・評論家では、けっして語れない真実が暴かれる。
内容(「BOOK」データベースより)
国家破産、預金封鎖、国民資産凍結、もうその日は、目前に迫っている。2002年4月20日、アルゼンチンはデフォールトした。バンク・ホリデーが実施され、外貨(ドル)預金は強制的にペソに換えられた。構造改革はかけ声だけ、株価は下げ止まらず、失業者は街にあふれている。すでに、日本はアルゼンチン状態にある。