2006年にテレビ朝日から「日曜洋画劇場40周年記念」で、同タイトルのDVDが出たときには、「『50タイトルを厳選』なんてしないで、他の作品も観てみたい」と思ったものだが、今になってこのDVDセットが出た。(なぜか販売元はポニーキャニオンに代わっている)
200作品の解説となると、流石に知らない映画も出てくるが、そんな映画も観た様な気分になるのが、淀川長治の解説の威力。単なる知識の羅列ではこうはいかない。
テレビ朝日のDVDとかぶる作品があるということ以外は文句無しかと思いきや、残念ながら、価格設定も含めて、色々と不満が出てくる。
DVDで全編再生を選択すると古い方から順に再生されるのに、付録の映画解説書は五十音順。それも、ディスク1から4それぞれに分かれているだけでなく、その中で更に細かなジャンル別に分類した上で五十音順になっていて(分かりにくい説明だと思いつつ、これ以外に書きようがない)、これがものすごく使いづらい。(目当ての作品を探すのにものすごく手間取る) どうしてこういう余計なことをするのか。
そもそも、ジャンル別に4枚に分かれているのが分かりにくい。
(「熱き血潮編」がアクション映画というのは分かるとしても、「真理と感慨編」にどんな映画が収録されているのか、見当がつく人がいるだろうか?)
同じく付録の「日曜洋画劇場」放送リストは、テレビ朝日のDVDについていたのと同じく、放送日とタイトルが書いてあるだけだが、字が大きくなって、何とかまともに読めるようになった。(それでもまだ、フリガナに毛が生えた程度の大きさの字)
あと、当然ながら、2006年以降の作品も追加されている。
特典映像のDVDが約30分しかないのもちょっと寂しい。(勿論、これはこれで貴重な映像ではあるが)
淀川長治の解説さえ見られれば嬉しい…と手放しで褒めたい気持ちもあるが、それではレビューにならないので敢えて苦言。
<追伸>
画質・音質について書くのを忘れたが、文句が無いワケではなく、テレビ朝日のDVDでの画質・音質から判断して「こんなものだろう」と諦めているというだけの話。
単純に、古いから画質・音質が悪いのではなく、映像ごとのバラツキが大きい。やはりマスターの保存状態の問題だろう。