0〜2歳のお子さんのいるお父さんのための「赤ちゃん学」入門。と言っても小難しい本ではなくて、簡単な「心理学実験」を行うことを通して、赤ちゃんと向き合う時間を増やそうという本。
人間に対する実験、ましてや赤ちゃんに対する実験と聞くと不安に思う人が多いようだが、心理学実験の多くは単なる「統制された観察」に過ぎない。例えば、グズる赤ちゃんを縦に揺らすか横に揺らすかで機嫌がなおる確率が異なるかどうかを調べるのだって(立派な、とは言えないが)実験と言えば実験だ。本書では、遊び感覚で行うことのできる6つの実験が紹介されている。実験にかかる所要時間は長いものでも10分ほど。最後の30ページでは、赤ちゃん研究の意義についてまとめてある。
実験の内容としては、「赤ちゃんは『何もできない無力な存在』ではない」ということを示すものや、「大人にとって当たり前のことが、いったいいつごろできるようになるのか?」を調べるもの。同じ実験を何ヶ月かおきに行って、赤ちゃんの成長を見守るのも楽しいだろう。
薄い本なので、1時間ほどで読み終わると思う。