ファースト・アルバムの『anmi2』がとても印象に残りましたが、本作も充実した仕上がりだと感じています。安藤まさひろさんとみくりや裕二さんは、所謂フュージョン系のサウンドを奏でますが、幅広い音楽性を持っています。
ビートルズの名作『 Abbey Road』に収められている「Here Comes the Sun」がイイですね。原曲の持つイメージを壊さずに、爽やかに軽やかに演奏しています。アコースティック・ギター特有の弦の響きがまた格別です。
竹内まりやの「元気を出して」の選曲も嬉しかったです。オリジナルの持つ温かみがギターのサウンドからストレートに伝わってきます。演奏者のハートの温もりがアレンジや音色を通して聴く者に伝わる演奏というのはあまりありません。長いキャリアから裏付けられたテクニックは抜群で、ステキな音楽を聴かせてもらいました。
グレン・ミラー・サウンドを彷彿とする電気あんみつの「In The Mood」のスウィング感もご機嫌でした。2人でフルバンドのスコアを演奏するのは大変なテクニックがいったと思いますが、違和感なくこのジャズの名曲を聴きました。
アルバムタイトルのギリシャ映画「日曜はダメよ」も懐かしく聴きました。あんみつのお二人が子供の頃に流行った音楽を今また新しい感覚で蘇らせましたね。
オリジナルの「October」、「Dear Life」、「モノクローム」、「おもかげ」は、長くステージで演奏されてきた曲等ですので、安定感もありますし2人の思い入れも感じ取れます。個性豊かな演奏が並んでいると思いました。