江戸時代のビジネス書という紹介が一番正しいと思う。
財政破綻した藩に 恩田木工という経営者が登場し 自らを律した姿勢で リストラに取り組み 見事に成功したという話である。「藩」を会社に変えれば そのまま現代でも通用する経営学の本である。
かような本が江戸時代に書かれ 現在まで読み継がれている点に 日本の文化風土の一端が見られると思う。プロジェクトXもそうだし 巷間に溢れる経営関係の本を見ても そもそも日本人は このようなストーリーが大好きなのだということが見えてくる思いがする。おそらく それも 今日の日本の経済発展に資しているのではないかと思う。そういう意味では 日本人は案外「地道に努力している人」に対する視線は温かいのかもしれない。