たとえば相手に「そうですね」と同意するときにも、表現方法はいくつもあります。この教材は、1ページに表現のテーマがあり、それについて3通りの言い方を紹介しています。レベルとしては初級ぐらいで、初心者でも大丈夫そう。ただ中級者には少し物足りない気がします。基礎的な文法が一応頭に入っている人なら、すんなりです。文法を少し忘れている人にも良い確認になります。
例文はちょっと退屈(よく言えば無難)な内容ですが、日本国内の数あるスペイン語教材のなかではマシなほうだと思います。本の帯にはイラストが描かれていて目を引きましたが、中身には一切イラストはありません。
本自体は使い方によっては効果が期待できそうですが、問題はCD教材。ナレーションの質がぎょっとするほど悪いのです(音声的クオリティのことではなく、読み方のことです) CD音声目当てで買ったこともあり、とても残念です。
ぎょっとするほどの棒読みです。棒読み自体を責めているのではなく、ただの単語・表現集ならばまだこれも許容範囲かもしれませんが、これは会話に特化した教材のはず。終始ロボットのような読み方で、スペイン語を話せるようになるための教材とはとても思えません。感情が込められておらず、下手でもわざとらしくても良いから、感情や状況が想像できるような形で吹き込まれていてほしかったです。正しい発音を勉強するための教材であればこの読み方もありですが、ナレーションは本書の主旨に合っていません。
教材自体は良いので、CD音声は作り直すべきです。