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日常の疑問を経済学で考える
 
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日常の疑問を経済学で考える (単行本)

by ロバート・H. フランク (著), Robert H. Frank (原著), 月沢 李歌子 (翻訳)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

ホテルのミニバーの価格が法外に高いのはなぜ?どうして多くの学校が制服の着用を義務づけているの?ドリンクおかわり自由のレストランが多いのはなぜ?彼氏持ちのほうがモテるのはどうして?経済学はこんなに常識的で単純だった!大先生が誰にでもわかりやすい物語形式で日々のナゾを経済学的に解決します。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

フランク,ロバート・H.
コーネル大学ジョンソンスクール教授。1966年ジョージア工科大学卒。71年カリフォルニア大学バークレー校修士課程修了、72年同大よりPh.D.取得。ニューヨーク・タイムズ紙の常連コラムニストでもある

月沢 李歌子
津田塾大学卒業後、外資系証券会社勤務を経て翻訳家になる。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 単行本: 307 pages
  • Publisher: 日本経済新聞出版社 (2008/02)
  • ISBN-10: 4532352983
  • ISBN-13: 978-4532352981
  • Release Date: 2008/02
  • Product Dimensions: 7.5 x 5.3 x 1.1 inches
  • Average Customer Review: 3.3 out of 5 stars  See all reviews (9 customer reviews)
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55 of 66 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars おもしろいが、ちがうんじゃないかというネタ多し。, 2008/3/4
By h.yamagata (世界各地) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
題名通り、日常生活の経済学とは関係なさそうなトピックを、経済学的な概念で説明する本。なぜ雨の日にはタクシーがつかまりにくいか? なぜ男と女で服が左前だったり右前だったりするのか? 結構目からうろこのネタも多いし、全体に小話集なので気軽に読めて楽しい。

が――経済学的に説明すべきでないことまで無理にこじつけているものも多い。またほとんどは学生のレポートを書き直したもので、フランク自身がきちんと調べてはいない。結果として、かなりの項目は明らかにまちがっている。

たとえば、なぜコーラやビールは丸い缶に入ってて、牛乳は四角いカートンに入ってるの? 本書の答は、牛乳は冷やすから、丸いと容器の間に隙間ができて、冷蔵コストがかさむ、というもの。ちげーよ。炭酸類は中が高圧になるので、それが均等にならない角のある容器は破裂しやすいの! 全体に工学的な理由が完全に無視されているのは非常に痛い。あるいは日本の結婚式はなぜアメリカより金をかけるか、という問題に対しては、日本のほうが人間関係を重視する社会なので宴会に人を多数招かざるを得ないから、というのが答。うーん、人数的にそんなにちがうのかね。むしろ日本人は結婚式に招待客がご祝儀積むので、それだけお金が出せるから、ではないの?

まあ正解を出すことが目的ではなく、経済学的な考え方が重要だ、とは著者も言っている。だから中には答のないやつもある。なぜ茶色の卵は高いか、など。鵜呑みにせず、自分でも考えてツッコミを入れつつ読むのが正しい読み方。
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8 of 9 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 経済学の軒先を借りたとんち問答。あるいは頭の体操, 2008/5/8
東京→大阪の飛行機往復で読み終わり。

経済学では「費用便益の原則」という考え方が基礎になっているらしい。
ある行動に寄って生じる便益が費用を上回る場合に、その行動をすべきだ。というもの。
この原則に沿って、130問ほどの身の回りの疑問に精一杯答えてみよう、というのが本書。

類書で「スタバではグランデを買え!」があるが、
そちらでは取引コストを、面倒を嫌う手間や人の行動まで含めていた為に、議論にも多少気が利いていた。

そこに来るとこの本は、どーも怪しいものが多い気がする。

中にはなるほど感心するものある。
例えば、ファストフード店で「レシートを渡し忘れた場合は飲食代無料」にするのは何故? で、
店員がレジを打たずに代金をポケットに入れてしまうのを防ぐため。その監視費用をかけずに、客側に転嫁しているとか。

が、マジメに答えようとしてスベっているものがあれこれと・・。
牛乳パックの形状やら、男性服と女性服で右前左前がなぜちがうか、女性がなぜハイヒールの苦痛に耐えるのか?
知的遊戯だと思えば読めるのかもしれないが、マジメにこれで学習しようと言うのはちょっと。。

あくまでも「費用便益の原則」というゲームの規則に基づいて、とんち話を競っているレポート集。
あるいは問いの新鮮さに立ち止まってちょっと自分も頭をひねって楽しんでみるのが良い読み方なのかもしれない。
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26 of 32 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars あまり深みがないのでは?, 2008/3/21
著者ロバート・フランクはコーネル大学の教授であり、
人間の利己的ではない行動に注目し続けてきた異色の経済学者である。
クックとの共著では、現代経済の「独り勝ち」状況を批判している。

本書そのものは、日常的に見られる人間の活動を経済学的な目で見るという
きわめて普通のものである。内容自体はひじょうに正当な経済学の見解が多い。
特に説明力が高いのは、価格差別と呼ばれる経済活動である。
つまり、企業は価格に敏感な客にはディスカウントをしようとするが、
価格を気にしない客からはできるだけ多くをぼったくろうとすうというものだ。
たとえば、ホテルをはじめ、保険、航空料金などでも、
よく情報を得ようとする「うるさい」客にはディスカウントが存在するが、
気にしない客は高い料金を払うようになっているというものである。
これには自動車の売値から、チラシやウェブでのディスカウント・クーポン、
コンサートチケット、映画チケット、その他多くの実例がある。

この手の書籍は、日本でも「スタバではグランデを買え」のようなに、割と多いので、
アメリカの状況を説明する分だけ、日本人にはむしろとっつきにくいかもしれない。

自由主義者である評者が気になったのは、フランクの「競争」への否定的な評価である。
確かにたとえば「上位半分に入りた」いという個人間の競争は、
非生産的なことが多く、それを禁止することで、結局は全員が得をすることも多い。
たとえば、誰もが美しくなりたいと望む女性の化粧を禁止すれば、
相対的な美しさの順位は化粧によって変わらない以上は、
すべての女性は化粧の出費を減らすことができ、社会全体は得をする。

F1のような自動車レースでは、無限に資源を使うよりも多くのレギュレーションが
ある方が結局は資源が節約できるし、無駄な競争が抑止される。

フランクは左翼的であり、自由競争の悪い面を強調し過ぎのように思われる。
化粧はバカバカしいかもしれないが、われわれ人間の文化そのものだ。
レースもそうだ。誰がマラソンが無駄な活動だというのだろうか。
人々の「他人を超えたい」という願いは無駄な事が多いとしても、
それが人間の努力と多様な文化を生み出しているのではないか?
少なくとも評者はプラスの面が大きいと感じている。


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