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日和下駄 (講談社文芸文庫)
 
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日和下駄 (講談社文芸文庫) [文庫]

永井 荷風 , 川本 三郎
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,029 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

荷風の愛した東京の路地裏……

「一名 東京散策記」の通り「江戸切図」を持った永井荷風が、思いのまま東京の裏町を歩き、横道に入り市中を散策する。「第一 日和下駄」「第二 淫祠」「第三 樹」「第四 地図」「第五 寺」「第六 水 附渡船」「第七 路地」「第八 閑地」「第九 崖」「第十 坂」「第十一 夕陽 附富士眺望」の11の章立てに、周囲を見る荷風の独特の視座が感じられる。消えゆく東京の町を記し、江戸の往時を偲ぶ荷風随筆の名作。

内容(「BOOK」データベースより)

「一名東京散策記」の通り「江戸切図」を持った永井荷風が、思いのまま東京の裏町を歩き、横道に入り市中を散策する。「第一 日和下駄」「第二 淫祠」「第三 樹」「第四 地図」「第五 寺」「第六 水 附 渡船」「第七 路地」「第八 閑地」「第九 崖」「第十 坂」「第十一 夕陽 附 富士眺望」の十一の章立てに、周囲を見る荷風の独特の視座が感じられる。消えゆく東京の町を記し、江戸の往時を偲ぶ荷風随筆の名作。

登録情報

  • 文庫: 218ページ
  • 出版社: 講談社 (1999/10/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061976850
  • ISBN-13: 978-4061976856
  • 発売日: 1999/10/8
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 古本屋A トップ1000レビュアー
形式:文庫
まだ地面がいたるところで露出している頃の東京だ。草のにおいも漂い、雨が降れば泥だらけになる街並みだった。まさに地形がそのまま顔を出しているようだ。今の東京だとビルが多くて見晴らしが利かず、なんだか良く分からないことが多いし、第一忙しくて、ぼんやり散歩なんてわけにもいかないことが多い。たまたま、自分の生活区域が荷風の行動範囲と重なるところが多い。そうか・・こんなかんじだもんな・・と読みながら、その辺りの地形に思いを馳せ、今も尚残る土地の形にふと気付き、休日に散歩してみる。本書の当時は、まだまだ今日のようになるとは思えないわけで、なのに、当時の当たり前に過ぎる風景を丹念に描いていく荷風のセンスは素晴らしい。それでも当時次々に変容する風景に、荷風なりに危機感があったのかもしれない。ほんとうの「文人」だと思う。
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つまらん 2012/5/16
形式:文庫
 表題作は、短い随筆である。大学院生時代、これで論文を書いたりしていた人がいたので、読んでみたが全然面白くなかった。しかし荷風周辺には、面白いと思わなければいけないような雰囲気がある。困ったものだ。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
荷風散人とともに寺島町界隈の路地裏散歩を楽しむ気分に浸れる
「墨東奇談」が書かれたのが昭和11年。「日和下駄」は大正2
年頃「三田文学」に連載され評判を呼んだようだ。この作品は、
はっきりした東京の町案内本であるが、書いた人が荷風なのだか
ら、人が寄り集まる観光地にはほとんど立ち寄らず、古寺、古木
、廃虚、坂、崖など、訳もなく荷風の気持ちに触れてくる風景に
ついての感慨が書き述べられている。墨東奇談より遡ること20
年余り前の頃だが、荷風の胸に去来するのは失われつつある江戸、
明治の懐かしい風景への惜別の情である。もちろん荷風の言葉の
端々に昔の風景はよかったという気持ちが滲んでいるが、彼は心
の中で江戸、明治の柳、桜、川端、橋、楼閣を再現して楽しんで
いる。存在すら忘れられたような古書の中に昔を偲ぶよすがを見
出し珍重した荷風だからこそ、足と想像力を働かせて、豊かな気
分の散策を楽しむことが出来た。
履き物は勿論日和下駄だ。僕は鼻緒が切れることなど余りなかっ
たのだろうか?等と少し気になった。乗り物はもっぱら電車だっ
た。手にはよく古地図を持っていた。
僕も自分の家の近くには興味が湧かなければ、少しは電車に乗っ
て、散策する場所を探しにでも行けばよいのかもしれない。平成
の時代の都会の中に,荷風ならば散策に値する場所を見出せるの
だろうか?
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