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日出処の天子 〈完全版〉/第5巻(全7巻) (MFコミックス)
 
 

日出処の天子 〈完全版〉/第5巻(全7巻) (MFコミックス) [コミック]

山岸凉子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ときは飛鳥時代前夜。激動の時代の中で出会った厩戸王子(うまやどのおうじ)と蘇我毛人(そがのえみし)。二人を軸に、壮大な歴史絵巻が繰り広げられる! 過去一度も収録されなかった貴重なカラー原稿を完全再現。山岸凉子の最高傑作が、今、〈完全版〉として復刻!!

登録情報

  • コミック
  • 出版社: メディアファクトリー (2012/2/23)
  • ISBN-10: 4840144133
  • ISBN-13: 978-4840144131
  • 発売日: 2012/2/23
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yosnoiz トップ500レビュアー
Amazonが確認した購入
厩戸、毛人、刀自古のそれぞれの道ならぬ恋を軸に、増長を深める大王と厩戸・蘇我の対立が描かれます。

刀自古は女性キャラの中でも特に魅力的で、読者の共感を得るキャラだと思います。毛人を除いて、厩戸皇子を理解できる可能性があるのは彼女だけかもしれません。

それだけに彼女を襲った悲運と、それによって捻じ曲げられた人生に悲哀の念を禁じ得ません。

美しい心の持ち主でも醜い心の持ち主でも、ひたむきに生きていようと堕落した生き方をしていようと、幸運も災厄も分け隔てなくその身に降りかかる。

そんな人生の機微を描かせたら山岸凉子は天下一品ですが、同時刊行されたこの4、5巻のあたりは、まさにそれが遺憾なく発揮された感じです。
脂が乗り切ってる感じ。

いよいよ物語は次の6、7巻で完結へと向かいます。
何度も読んだことのある作品だというのに、終わってしまうのが残念でなりません。

そういえば、続編とも外伝とも言うべき「馬屋古女王」は収録されるのでしょうか。
あれはぜひとも入れてほしい。あの見事なラストページを持って、厩戸皇子の壮大な物語は全き終わりを迎えるのだと思います。

(蛇足ながら、この5巻にも4巻と同じく、原稿紛失によりスキャンで復元されたページがあります。それと編集者の律儀なコメントも(笑)
メディアファクトリーさん、次の巻は注意書きは無用ですよ〜)
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミノー トップ500レビュアー
 蘇我への嫌がらせと布都姫見たさに大王が行った雨乞いを王子に妨害され、
役目を果たせなかった布都姫。 能力が無ければ還俗させられ大王に娶られる。
姫を救おうとした毛人は王子と人前で対立し、雨乞いを王子がやり直すことに。
結局は毛人の手助けで雨を呼んだ王子だが、姫を想う毛人の心を読み涙を流す。

 夢殿の中に胎児のように籠りながら、仏とも鬼とも交わらない王子。
しかし毛人との間に溝を抱えた後は、脆くも隙を見せるようになり、
長年誤魔化してきた来目王子にさえ家族断裂を悟られてしまう。
常に他人の目には完璧だった王子に、小さな亀裂が生じ始めていた…

 …この巻では皆が追い詰められ、己を晒し、一線を越えてしまいます。
毛人と布都姫はお互いの気持ちを確かめ合い、一時だけでも幸せを掴もうとしますが
刀自古が長年秘めていた毛人への想いを解き放ち、憎まれるのを覚悟で行動に出ます。
そんな刀自古に共犯感を憶える王子、王子から離れられず自尊心に苦しむ大姫。

 王子と刀自古の共通点は、共に毛人の心を求める側というだけではなく、
毛人の幸せを祝福する位なら、憎悪されても一度でいいから想いを遂げたい…という
既に愛を超えてしまった強過ぎる執着です。 自らが破滅へ向かうのも理解した上で。
 クライマックスへ向かう追い風に、読む側の期待も盛り上がりますが、
ラストで一体何人が平安な心でいられるのだろう…と思ってしまいます。
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