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日中戦争−戦争を望んだ中国 望まなかった日本
 
 

日中戦争−戦争を望んだ中国 望まなかった日本 [単行本]

林 思雲 , 北村 稔
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

本書では、日中戦争研究の大前提となっている「侵略戦争を起こした日本と
侵略された中国」という枠組みは、取り払われている。
――冒頭からこう述べられているとおり、本書はこれまでの硬直した日中戦争観を
排したうえで歴史をとらえようと試みたものである。

本書では、これまで正面から論じられなかったが事実が明らかにされている。
その一つが、本書サブタイトルにあるように、「戦争を望んだ中国と望まなかった日本」
という構図である。また他にも、これまで論じられなかった事実が、
丁寧な検証をもとに提起されている。

中国近代史研究に定評のある二人の著者が送る渾身の論考。本書の読者は、
日中戦争に対する見方がこれまでいかに歪曲したものであったかがわかるだろう。
まさに日中の近現代史を変えるであろう一冊!

内容(「BOOK」データベースより)

「日中戦争は日本の侵略戦争だった」―この言説の呪縛から解き放たれるときがきた。戦争開始前後における知られざる「真実」を明らかにした画期的論考。

登録情報

  • 単行本: 227ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2008/10/23)
  • ISBN-10: 4569693008
  • ISBN-13: 978-4569693002
  • 発売日: 2008/10/23
  • 商品の寸法: 19.4 x 12.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 91,078位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 共著ではあるが、大学院での担当教授の著作であるので読む。

 まずもって面白いのは共著の林思雲氏が本書を執筆した動機づけが興味深い。氏はNHKの「放送スペシャル」における日中戦争の取り扱いについて、日本の主戦派のみにスポットライトを当てている点を「傲慢」と評している。つまり、日本と中国の戦争が拡大するも縮小するも主導権を日本側が握っていたような描き方を批判しているのである。それと同時に、中国側における銃後の沸騰した状況を見落としている点を指摘してい事も面白い。

 両者共に日中戦争を「侵略戦争」と捉えているが、それに捕らわれた感情的な文章になる事を避けて、日中戦争の最中におけるドイツと中国国民党の微妙な関係、中国の都市部と農村部の温度差、日中双方の和戦両様の複雑な外交交渉とそこに介入するアメリカの影響等々を教科書的なものよりも、やや目新しいものを描いているのは興味深い。
 特に、戦時中の中国人民を一くくりにせずに都市部(富裕層)と農村部(貧民層)に分けて詳細に言及している点は面白い。こう言及されれば、共産党がどうして勢力を伸ばしたか判りやすい。

 章ごとに執筆者が変えて、微妙に書き方の趣向を変えているので飽きずスラスラと読めるのは嬉しい。
このレビューは参考になりましたか?
100 人中、83人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「戦争を望んだ中国、望まなかった日本」というサブタイトルに思わず、その通り!と久しぶりに日中戦争関連の本を手にしました。大部分が私の史観と一致します。
正直、若干物足りない面、異論を挟みたくなる箇所もありますが、この手の本は左翼による日本絶対悪玉史観や、それに対抗するための史観が大半なので、出来る限り、公平に書こうという意欲とコンパクトに簡易に書かれている点を評価したいと思います。中国式の徴兵である「壮丁」において、膨大な死者を出したことをここまで書いた本は初めてです。

20世紀の戦乱において、「共産主義者の暗躍」は避けて通れない問題だと思ってますので、日中戦争についても中国のみならず、日本、そして第三国の共産主義者の暗躍に大きなスポットを当てた本が今後書かれることを期待しています。
個人的に、「日中戦争中、日本軍に殺害された中国人と中国軍に殺害された中国人の一体どちらが多いのか?」「末期において、中国大陸に展開されていた日本軍の朝鮮人兵士の比率はどの位なのか?」などに興味があります。

戦後教育や朝日新聞報道に蝕まれてしまった人は、本著の内容に驚くかもしれませんが、卑屈な自虐史観脱却の第一歩となってもらいたい。興味を持たれた方は、「シナ大陸の真相(K・カール・カワカミ著)」「日中戦争 真実の歴史(黄文雄著)」「大日本帝国の真実(黄文雄著)」「暗黒大陸 中国の真実(ラルフ・タウンゼント著)」などの一読をお薦めしたい。
このレビューは参考になりましたか?
28 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 本格派 トップ100レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
日中戦争に至った経緯を検証する本の中には、日本内部だけに原因を探す視野の狭いもの以外に、中国による度重なる挑発によってやむを得ず開戦したのだという見方や、コミンテルンによる謀略に触れた本もあるが、この本ほど開戦に至るまでの日中を取り囲む状況・中国国内の動きを詳細に述べたものは見たことがない。

日中戦争勃発のはるか前から、ドイツと中国が軍備上の緊密な協力関係(ドイツが武器と軍事指導を与え、中国は資源に乏しいドイツに対し、砲弾やドリルに必要なタングステンなどの希少金属を提供していた)にあったこと、戦後のニュルンベルク裁判で初めて取り入れられ、東京裁判にも強引に持ち込まれた「侵略戦争は戦争犯罪」という「事後法」の考え方の原点が、1928年のパリ不戦条約の「国際紛争の解決の手段としての戦争を放棄する」という宣言にあることなど、日中戦争とは何だったのかを考える上でキーになってくる事実がいくつも取り上げられている。

伝統的に国民をエリートと愚民とに分けて考える基本思想の中から生まれた「無知で従順な兵士」の質が悪い理由についての解説も興味深い。
最後の章で述べられる、中国人が嘘つきである理由も初耳だが納得できた。

中国人との共著としたことで、今までほとんど表に出なかった当時の中国の内情について多くの情報を提供し、日中戦争について新たな視点を与えてくれる非常に優れた本である。
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