【推薦文】
翻訳って…おもしろい?
ごくあたりまえの日本語、それが中国語に訳せない。
わかったつもりの中国語、なのに日本語ではお手上げ。
翻訳、通訳って…おそろしい。
日中異文化衝突の第一線で長年活躍し、大学の教壇でも多くの後進を育てた"翻訳の達人"。
その"達人"が惜しげもなく手の内をさらけ出し、日中翻訳の奥深さを語り尽くした。
プロの翻訳のみごとな腕前に唸り、実戦現場の息づかいをたっぷりと味わえるこの幸せ。
やっぱり、翻訳っておもしろい!
中国語教育学会会長・大阪外国語大学教授 古川 裕
【内容紹介】
「コッテリ中華の中国語と、お茶漬けさらさらの日本語」をキーワードに、著者の四十年に わたる通訳・翻訳歴と講座主宰及び大学での教授の経験をまとめた労作。
項目ごとに豊富な例文をあげて丁寧に解説しており、特に「中国語の長文を理解する手がか り」「品詞ごとの具体的処理法」「良い訳文と良くない訳文の対比」は、ユニークですぐ役立 つと、受講者の好評を博したもの。
翻訳の基準とされる「信、達、雅」の実例は、説得力に富む。
著者の学習体験は、翻訳を志す者だけでなく、中国語を学んでいる人にもたくさんのヒント を与えてくれる。
付録は、中国語の新語・外来語・独特の用語の解説、日中双方の固有名詞の表記法など。
コラムは、「日中」と「中日」どちらが先か、数字のあつかい、要注意の女性ことば、辞書 の勧め、など十項目。
「翻訳は、おもしろい。翻訳は、おそろしい。翻訳は、奥が深い」(あとがき)という著者 の述懐が納得でき、翻訳という作業への興味をかきたててくれる。日中の言葉の位相を語りな がら、両国に通底する文化の香りがただよう。
一九三二年生まれ。一九五八年、中国から帰国。日本国際貿易促進協会事務局勤務。一九 八〇年、同協会常務理事。一九九〇年、摂南大学國際言語文化学部教授。二〇〇三年退職。
主な著書:『新版 現代中国三〇章』(共著、大修館書店、二〇〇四)など。
1-『盲流 中国の出稼ぎ熱とそのゆくえ』(東方書店、1993)
2-『大破産 中国の国有企業改革』(東方書店、1997)
3-『新中国に貢献した日本人たち』(中国中日関係史学会編著、武吉次朗訳)2003
4-『続・新中国に貢献した日本人たち』(中国中日関係史学会編、武吉次朗訳)2005
5-『中国の歴史教科書問題―『氷点』事件の記録と反省』(袁偉時著、武吉次朗訳)2006
6-『「氷点」は読者とともに―いま明かす苦闘の歳月』(李大同著、武吉次朗監訳、久保井真愛訳)2006
登録情報
|
|
|
|