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日中をダメにした9人の政治家
 
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日中をダメにした9人の政治家 [単行本]

石平
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商品の説明

内容紹介

尖閣問題発生以降、緊迫する日中関係。日本はついに、42年間守り続けた対GDP比世界第2位の地位を中国に奪われた。 天安門事件以来、中国問題のエキスパートとしてウオッチし続け、近著『私はなぜ「中国」を捨てたか』で知られる石平氏による日中関係政治解析本とする。

内容(「BOOK」データベースより)

弱腰外交の元凶は、田中角栄、中曽根康弘、宮沢喜一元首相である。天安門事件、中国革命は再び起こる。中国は第二の中東になる。

登録情報

  • 単行本: 272ページ
  • 出版社: ベストセラーズ (2011/3/26)
  • ISBN-10: 4584132984
  • ISBN-13: 978-4584132982
  • 発売日: 2011/3/26
  • 商品の寸法: 18 x 12 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By 閑居人 トップ100レビュアー
この本は、三部構成でできている。第一部が、書名の通り「日中関係をダメにした指導者たち」である。田中角栄から始まって、「歴史カード」を中国に与えてしまった中曽根康弘、論評にそもそも値しない宮沢、福田、河野、村山といった政治家たちが辛辣に評価される。小泉純一郎、安倍晋三は、中国に位負けしなかった政治家として評価される。実は、この第一部の内容は「日中関係ウォッチャー」の読者には、既に常識化した話かも知れない。
この本を読む価値は、第二部と、特に「天安門事件」の同志のその後を描いた第三部にある。
第二部は、「『饗宴』後の中国はどこに向かうか」である。その内容は、1989年6月4日の「天安門事件」以後、危機に陥った中国共産党と'ケ小平が行った政策が、どのように汚職と腐敗を合理化して社会主義市場経済の実際を作り上げていったのかという分析である。1991年'ケ小平の「南巡講話」が、正当化し、奨励したものが「官倒」と呼ばれる党と政府、軍の積極的な裏経済活動である。中国の「富裕層」はどのようなプロセスで形成されてきたものなのか。贈収賄と便宜供与はいかに行われるか。彼らは、そもそも観光客であれなんであれ、歓迎できる人々なのか。彼らは何を目的に日本に来るのか。読者は、著者の分析に頷くことだろう。
第三部は、その90年代以降を、「天安門事件」を引きづりながら生き延びた北京大学時代の著者の親友たちのその後である。その具体的な内容は、実際に、この書物に当たって、著者の肉声を聴かれることが一番良いだろう。著者の痛切なうめき声が聞こえてくる。
インフレ政策により経済成長を演出してきた中国のバブルがはじける瞬間が近づいている。そのとき、中国は、国民の不満を転嫁するために「尖閣」に攻め込むか、「台湾」海峡危機を作り出すかしかない。一番、やりやすいところに攻め込むことになるだろう。
地方では、「毛沢東への回帰」を主張して現政権を倒そうという動きもある。自国民を7000万人殺した毛沢東を復活させようというのである。先に日本国籍を取得した著者は、一刻も早く、日本は憲法を改正して普通の国家になるべきであると主張する。
 (何度、正確に「とう小平」の「とう」という文字を打っても「'ケ」と出てきます。この文字化けは何故でしょう。)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
石平氏の本を読むのは、私はなぜ中国を捨てたか、に続いて二冊目だったのですが、私はなぜ…の方は、あまり感心出来ませんでした。言ってしまえば自己紹介の様な本で、どうしても深みに欠ける内容に感じてしまったからです。 翻って本著は、三部まで読み終えると、その内容が一部と繋がっていくという構成も巧みだと思いました。 おそらくE氏と著者との会話が、この本の肝だと思いますが、その内容をより際立たせる様な、全体の文脈が、読みごたえを感じさせる良著だと思います。 中国について知る度に、その闇の深さに驚嘆させられますが、この国が今のまま民主化しても、きっと上手く行かないだろうと思えるのも、いつも通りです。
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4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
面白い 2011/4/13
最近の中国の思潮、動向が判り、とても面白かった。特に第3部、20数年前、著者が北京大学の学生だった頃の友人たちと最近再会を果たし、天安門事件後、彼らがどのような人生をたどり、現在どのように生きているかを著した部分。このような内容は、日本に帰化した著者にしか書けない。日本のジャーナリストや研究者が中国に出かけて観察し、インタビューしたものではどうしても表面的になり、中国の人の内面まではなかなか判らない。

最近、中国では毛沢東回帰の思潮が現れているという。昨今の中国の様子を見聞するにつけ、さもありなんと思う。というか、最近の状況は、40年前毛沢東が懸念した方向が、そのまま現れてきたかのような印象を受ける。「悔い改めない資本主義の道を歩む実権派」が主導権を握ってしまった結果、大変な格差社会、金権万能の社会が出来上がってしまった。

私は、若い頃毛沢東を読み、大変な衝撃を受けた。現代社会の諸問題をこれ程深く考えている人は、ちょっと他にはいないのではないかと思った。写真の風貌などで誤解されている面がかなりあると思う。例えば「派閥というものは、結局、作った人が一番損をするのだ」などの教えは、その後のサラリーマン生活で、大いに参考にさせていただいた。
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