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日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1)
 
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日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1) [文庫]

アーネスト・ヘミングウェイ , 谷口 陸男
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 630 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

第1次大戦後のスペイン、そしてパリ。理想を失った若者たちは虚無と享楽の生活に明け暮れる。南国の光の中でくり広げられる“失われた世代”の青春を描き、若者の代弁者と喝采を浴びた傑作。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 338ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1958/9/25)
  • ISBN-10: 4003232615
  • ISBN-13: 978-4003232613
  • 発売日: 1958/9/25
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
聖書、伝道の書の一節。「世は去り世は来る地はとこしえに保つなり。日は出で日は入りまたその出しところに喘ぎゆくなり・・・」大自然の大きな循環、運行を言っているのであろうか。第一次大戦直後、アメリカは禁酒法なるものが制定された。それらを嫌って、国民はこぞってヨーロッパ、その多くはパリへと移住していった。戦争で負傷して、性的不能になった主人公、ジェイクもまたパリで、或る雑誌の編集者として働く。負傷したときの病院で知り合った、身体の関係は無いものの中のいい女友達ブレッド。元ボクサーのコーン。作家志望のビル。借金だらけでも平気なマイク。など、個性ある面々でパリ市内を飲み、食いの享楽振り。また、郊外の田舎に行っては、のんびり自然に抱かれの鱒釣り。そして最終章、スペインの闘牛祝祭で、彼等若きエネルギーは、頂点に達する。彼等の生活ぶりのそこには、常に「戦争」と言う傷が残っていた。戦前に持っていた価値観のやむ無き転向も、その一つ。それは今の世代も変わりはしない。戦前戦中戦後、太陽は昇り、そして沈む。その普遍の繰り返しのみである。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヒデボン VINE™ メンバー
形式:文庫
 初めて読んだのが、高校生の頃だったから今からもう数十年前のことになる。その時は、まだまだ洟垂れ小僧だったので、この本の面白さはからきしわからなかったし、読む終わるのに結構時間がかかったような気がする。再読してみてこの本の面白さに改めて気がついた。

 この数十年、個人的にいろいろと学ぶことがあったし、いろいろな経験を積んできた。いろんな本を読んできたし、この本の背景になっている歴史的状況もわかってきた。フランス、スペインの地名にも聞き覚え、見覚えのあるものが少なくない。
 だから、今回は一気に読み終えることができたのだと思う。それも、多くの興味と感慨を持って。

 恋多き女性ブレット・アシュレイと彼女を取り巻く元カレ、婚約者、元夫、行きずりの若き恋人、そして「僕」、個性的な彼らの熱情がスペイン・パンプローナのサン・フェルミンのフィエスタの始まりと呼応するかのように爆発し、そしてフィエスタの終わりとともに急速に冷めてゆく・・・・・。

 登場人物はそれぞれが何らかのコンプレックスを抱いている「失われた世代」の若者たちである。
その後、20世紀にはさらに大きな戦争があったし、21世紀までに、我々は何度かの局地的な戦争を経験することになる。いつの時代も若者は何かを得、何かを失っていく。

 私が読んだこの岩波文庫版は、1958年リリース時のものであるのにかかわらず、日本語訳が決して古臭く感じられない。それは、作家ヘミングウェイのたたみかけるような短いセンテンスのせいであろう。こういう簡潔な訳になってしまうのだ。

 時間をおいて何度か読み返したい名作の一つである。
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