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日々談笑 小沢昭一対談集 (ちくま文庫)
 
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日々談笑 小沢昭一対談集 (ちくま文庫) [文庫]

小沢 昭一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

話芸の達人・小沢昭一。軽妙洒脱な話しぶりで相手の魅力を引き出す、芸が詰まった一冊。柳家小三治と佐渡の芸能を語り、網野善彦と中世の陰陽師の実態や猿芝居のルーツにうんちくを傾け、清川虹子から昭和の喜劇王たちの素顔を聞き出し、井上ひさし・関敬六と渥美清を偲び、佐野洋子とは猫の自慢…。多士済々17人との対談集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小沢/昭一
昭和4年、東京生まれ。早稲田大学卒業。俳優座養成所をへて、昭和26年俳優座公演で初舞台。以後、新劇・映画・テレビ・ラジオと幅広く活躍。一方、民俗芸能の研究にも力をそそぎ、レコード「日本の放浪芸」シリーズの製作により昭和49年度芸術選奨新人賞を受賞。著作活動も、著書「ものがたり芸能と社会」(新潮学芸賞)など多数。平成6年度、紫綬褒章受章。平成12年「紀伊國屋演劇賞個人賞」「読売演劇大賞優秀男優賞」を受賞。平成13年度、勲四等旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 360ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/6/9)
  • ISBN-10: 4480427228
  • ISBN-13: 978-4480427229
  • 発売日: 2010/6/9
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 ありありと甦る小沢昭一的語り 2013/5/22
By Edgar トップ500レビュアー
形式:文庫
2000年に単行本として出たものを、10年に文庫化した小沢昭一の対談集。ほとんどが1990年代の10年間に行われた対談の収録だが、最も古いのは金子兜太との83年のもの。この時点で、金子「しかし、元気ですねえ」、小沢「ええ、でも、もう落ち目街道ひた走りでございまして(笑)」という会話を交わしているのが面白い。金子氏は今も90代で健在だ。

対談相手はバラエティ豊か。内海好江、清川虹子、井上ひさし、関敬六など亡くなった方も多いが(何よりも小沢さん自身が鬼籍に入ってしまった)、本書を読んでいると、その愛すべき昭和の人々がいきいきと「あの時代」を語っていて懐かしい。小沢さんも俳句、放浪芸、浅草、猫、写真、競馬…と好きなものについて縦横無尽にしゃべっている。その様がありありと頭の中に浮かんできて、もうこの世にいないなんて信じられない気持ちになる。

清川虹子との対談(98年)では、大好きだった俳優・渥美清についても語っている。「あのころ彼は無頼でね、他の俳優さんとやることがまったく違ってた。投げやりというかね。もちろんノッてやるときもあるんですがね。でもその投げやりの仕方がちゃんと芸になっているんですよ。それでお客がついてくる。今でいうと、Jリーグの中田選手ですな(笑)。ちょっとすねてるようなところが逆に魅力的というか」。中田英寿を持ち出すあたりが可笑しい。最近までラジオでAKBのことなども話題にしていた、小沢さんらしい時代に対する感度といえる。

亡くなった方ばかりではなく、柳家小三治、小宮悦子、阿川佐和子、黒鉄ヒロシなど現在も第一線で活躍する人たちもにぎやかに登場する。ほほうと感心したのは、阿川佐和子との対談(91年)で、「あなたは絶対、物を書くようになる……。予言者みたいになっちゃったな、へへへ」と小沢さんが発言していること。今現在の阿川さんのベストセラー作家ぶりを考えると、慧眼としかいいようがない。さらに「結婚はできるでしょうか」と尋ねる阿川さんに、「結婚はダメじゃないかな」と切り返している。これも、やはり、いいにくいけれど、重ねて慧眼である。
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