連載が始まった当初は別に面白くもないと思った。
ぶっちゃけ読み飛ばした回さえあった。
だけれど“日々ロック”からは溢れてくる泥臭いエネルギーを感じた。
そのエネルギーはとても衝動的なもので、八十年代のパンクにも似ていた。
たったの8話なのに、終わる頃にはヤンジャンで一番好きな漫画になっていた。
単行本は近隣の書店に入荷するかさえ怪しいので予約までして買った。
不思議なドキドキを抱えつつ、改めて一気読みした。
ライブだった。
いじめられっ子も、ヤクザも、ホームレスも、オカマも、ストリッパーも、
泣いたり。笑ったり。叫んだり。白けたり。無茶苦茶しながら。
そこに居るみんなが、出鱈目なくらいに生きていた。
この作品をこれから読むだろう百万人のベイベーたちへ。
これはロックを題材にした漫画じゃない。
紙とペンとインクの3ピースで奏でるロックンロールだ。