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既にそこにあるもの (ちくま文庫)
 
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既にそこにあるもの (ちくま文庫) (文庫)

大竹 伸朗 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

現代美術の閉塞状況を打破し続ける画家、大竹伸朗20年間のエッセイ。常に次の作品へと駆り立てる「得体の知れない衝動」とは?「「既にそこにあるもの」という言葉は、あれから自分の中で微妙な発酵を繰り返しつつ、時に内側からこちらに不敵な笑みの挑発を繰り返す」。文庫化にあたり、新作を含む木版画30点、カラー作品、未発表エッセイ多数収録。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大竹 伸朗
1955年(昭和30年)10月東京生まれ。82年国内にて、85年ロンドンにて初個展開催以来、絵画、立体作品、コラージュ、版画、印刷物、音楽活動、絵本、写真、エッセイなど幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 4.0 現代アートのもっとも素朴な形, 2007/5/15
By ★くん - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
大竹伸郎の作品には新しさが無い?ポップ、ネオ・ダダ、ジャンクの複合に過ぎない?ではききたいがポストモダニズム以降どこの誰が全く新しい流派を編み出したというのであろうか?バーバラ・クルーガーだって、リチャード・プリンスだって、はたまたリヒターやポルケだって促成の概念の複合じゃないか...。村上隆や会田誠は革命的といえるほど斬新なのかい?

現代アートのポップ路線をアニメや漫画といった類でなく応用したら、行きつく先はこの大竹伸郎的な世界観である。さらに彼はセンスがいい、言い換えればウマイ。近代・現代アートの視覚効果エッセンスを感覚的にシッカリおさえ、なおかつ自分らしく彼らしく日本らしく現代らしく再構成してる。このバランス感覚が確実にセンスなのだ。

たしかに彼は圧倒的な存在ではないが、むしろポルケやキッペンバーガーのように実にテクニカルに素朴に美しく現代アートを紹介してるソフトなラウシェンバーグ的存在で、アートとエンタメの中間にその身をおいて妥当な道を歩んでる。コンセプトやアイディアが先行して、純粋に視覚的にカッコいいアートってのが影を潜めえるコンテンポラリー・アート界において大竹伸郎は清々しいほど常識的だ。

こういう主流があって、初めて裏をかく連中の存在が栄えるのだ。
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41 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 革新性のない美術家, 2006/12/24
1960年代までに既にそこにダダとポップアートとジャンクアートの燦然たる美術史があるのに、大竹はそこに何一つ付け加えられるものがない。ただ美術史に意図的に無自覚でいられる図抜けた、ふてぶてしさ以外には。ふてぶてしい個性が大竹の美術やエッセイを特徴づける。それは悪くはない。ふてぶてしい個性が彼の二流芸術家としての地位を確固たるものにしているからだ。しかし彼の芸術に過去の芸術を越え行くものが全くない以上、残念ながら、どうもがいても二流芸術家にとどまらざるをえない。そこに本エッセイ集のもどかしさの理由もある。
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