ホテルや旅館に泊まって、たびたび感じていた窮屈さや融通の無さの原因が良くわかりました。
私自身、心地よくくつろげる休日を求めて国内外の旅館やホテルを訪ねていますが、期待を裏切られ、残念に感じる経験がたびたびあり、まさに著者の指摘どおりです。
あえて言えば、「ホスピタリティー・マーケティング」でしょうか。まだ日本にはこうした発想が少ないですが、ホスピタリティー産業のあり方を論じた本として評価できます。
バブル期以降、ますます殺伐としつつゆく時代です。
大量生産、大量消費、そしてプロダクトアウトといった製造業の発想から転換し、日本人が心からくつろげる、志の高い旅館やホテル経営者が増えてくれるのを切に望みます。
ちなみに、もっと写真を掲載してほしかったです。本文を読んでいると、実際の写真を見たくなります。そうした意味で★ひとつマイナス。