もう吉村先生が亡くなられてから一ヶ月が経とうとしています。
この本の95ページからの「通夜、葬儀について」という一文を再読しました。
最初は皆の迷惑になるから葬儀は親族のみで執り行うようにと考え、お坊さんに反対されたとのこと。
もし通夜、葬儀をいとなまぬ場合は、逆に大勢の人に迷惑がかかるとのこと。
そして自分の通夜、葬儀はできるだけつつましく、と遺言を書かれたそうです。
本当にその通りでしたね、吉村先生。出版社に連絡をして、せめて花だけでもと思い、その旨申し上げると、
「先生は一切の香典、供花をやめてくださいとのことでした。」と丁重にお断りされました。
そして後日知った先生の最期。本当に吉村先生らしい最期の迎え方でした。
奥様、津村先生をはじめとするご家族の思いは複雑なものがあるでしょう。
しかし、私は吉村先生のような最期を迎えたいと心底思いました。
吉村先生の真摯で誠実で、そして頑固な目が、この世の様々なものを見つめて書かれた作品です。
私は人生のお手本として、吉村先生のあとを歩んで生きたいと思います。