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旅行鞄のなか (文春文庫)
  

旅行鞄のなか (文春文庫) [文庫]

吉村 昭
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

数々の名作をものしてきた作者が、自作の小説の舞台を訪ねた旅をはじめ、肉親や友人たちとのほのぼのとした旅の思い出を軽妙に語る本

内容(「BOOK」データベースより)

吉村氏には、追われて逃げまわる人物を主人公にしたものが多い。「逃げるという行為に強い関心をいだく潜在意識が私の内部にあるのかもしれない」と述懐される。氏は綿密な取材ぶりで知られるが逃亡者を追跡し、事実を探求するそれらの旅で、出会った人びとの思い出や変わった出来事、食物や酒のことなど滋味豊かな話を満載。

登録情報

  • 文庫: 237ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1992/08)
  • ISBN-10: 416716924X
  • ISBN-13: 978-4167169244
  • 発売日: 1992/08
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 312,660位 (本のベストセラーを見る)
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By 蘇冬
形式:単行本
もう吉村先生が亡くなられてから一ヶ月が経とうとしています。

この本の95ページからの「通夜、葬儀について」という一文を再読しました。

最初は皆の迷惑になるから葬儀は親族のみで執り行うようにと考え、お坊さんに反対されたとのこと。

もし通夜、葬儀をいとなまぬ場合は、逆に大勢の人に迷惑がかかるとのこと。

そして自分の通夜、葬儀はできるだけつつましく、と遺言を書かれたそうです。

本当にその通りでしたね、吉村先生。出版社に連絡をして、せめて花だけでもと思い、その旨申し上げると、

「先生は一切の香典、供花をやめてくださいとのことでした。」と丁重にお断りされました。

そして後日知った先生の最期。本当に吉村先生らしい最期の迎え方でした。

奥様、津村先生をはじめとするご家族の思いは複雑なものがあるでしょう。

しかし、私は吉村先生のような最期を迎えたいと心底思いました。

吉村先生の真摯で誠実で、そして頑固な目が、この世の様々なものを見つめて書かれた作品です。

私は人生のお手本として、吉村先生のあとを歩んで生きたいと思います。
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