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-誤字・脱字が大量にある。
誤字で特記したいのは、サードに点のついたダードとターに点のついたダードの誤りである。p.19の「私はイラクがよくなることを信じています」という記述で使われているウファッディルはサードに点の誤りであるし、p.17の「ちょっと待ってください」のインタディルはターに点の誤りだ。このような過ちを大量に犯している。さらにアリフについているヘムザの使い方もめちゃくちゃである。綴りの誤りは重症で、例えばp.16の「さあ!」は「ヤッラ」綴りはヤー・アッラ(アッラーの神よ!)であるべきところが、ヤー・ラーム・ターッマルブータになっている。
-イラク方言がおかしい
これには複数の原因があるのだが、ひとつにはイラク方言とフスハが混ざっていることがあげられる。次にエジプト方言などよその国の方言が混ざっている。イラク料理もでたらめで、トルコ・エジプト・チュニジアなどの中近東料理のオンパレードである。特にひどいと思われるのは、p.38,39の月の呼び名で、12ヶ月全ての月名がイラクで使われている名と異なる。「ギルガメシュ叙事詩」はアラビア語で「ギルガメシュに関する文学書」と訳されている。p.76の「やせた」は「細い」、「太った」は「厚い」、「若い」は「小さい」というアラビア語になっている...等。
-日本語がそのまま
P.56納豆はアラビア文字で「ナートウ」、豆腐は「トーフー」というように日本語そのままである。納豆も豆腐もイラク人にはなじみの無い食品だ。これを指差してどう会話しようというのだろう?
正誤表などで対応できるような量の誤りではない。イラク方言に関する書はとても少なく、期待が大きいだけに大変残念である。
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