1作目の天然日和は、女優さんのおしゃれな毎日を綴った日記の印象が強かったのに対して、本著はかなり、ゆり子さんの心を内観したエッセイ色が強いです。どうしても、人気女優さんの日記・エッセイというと、ファンの方が読者の中心となってしまうのでしょうが、武田百合子「富士日記」から銀色夏生「つれづれノート」まで、日記マニア(?)には必見のレベルの高さです。感性の鋭さ、柔らかく飾らない文章は彼女の外見そのもの。ニューヨークやデンマークでのお仕事や、有名作家の集まる結婚披露宴など、華やかな日常もしっかり見られます。ぜひ毎年出して欲しいと思います。