著者の平野さんが代表を務める、デジタルステージという会社のソフトがなぜ優れているか、
そして、ユーザーに支持されているかがわかる本です。
それは、平野さんが「めちゃくちゃ普通の感覚の人」だからこそ、いいモノを作り続けることができているのです。
ソフトを作っている時点でかなり世間とズレている。そのズレを自覚できている人なのです。
(他との比較では、自覚できていないのがPS3、自覚できているのがWiiとも言えます)
昔、ラジオパーソナリティーでパソコン電話相談番組をやっていたとき、番組後にすべての問い合わせに対して平野さんは折り返し電話をして答えていたといいます。
オンエア中に解決できない問題があった場合には、なんと翌日以降に、平野さんがその人の自宅まで自腹で行って、直接パソコンを修理したりしていたそうです。
平野さんはこの経験を
「絶対に普通は手にすることができない掛けがえのない財産を手に入れました」
と表現しています。
こうした感性と経験に裏打ちされて、
ユーザー志向のモノづくり、ユーザーとともに成長していきたいというデジステの考え方につながっているんだなあ、といたく共感しました。