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旅する人びと (ヨーロッパの中世 4)
 
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旅する人びと (ヨーロッパの中世 4) [単行本]

関 哲行
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

交通手段が乏しくても中世の人びとは長い距離を移動した。巡礼の旅、職人の遍歴、学びと説教の旅、宮廷の移動など、宗教・政治・経済・文化の諸事情が人を旅立たせた。そこでは自由意志による移動とともに強制的な移動もあった。閉鎖的で分断されているとみなされてきた中世ヨーロッパ社会接合の契機ともなった移動を考える。

内容(「MARC」データベースより)

祈りと贖罪のための巡礼、聖戦を勝ち取る遠征、仕事を求めての遍歴、神の言葉を広める伝道、学びのための移動、異郷の地まで赴いた外交交渉…。あらゆる階層の人びとが多様な目的で移動した中世のもうひとつの相貌。

登録情報

  • 単行本: 310ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2009/2/24)
  • ISBN-10: 4000263269
  • ISBN-13: 978-4000263269
  • 発売日: 2009/2/24
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.6 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By ishilinguist トップ500レビュアー
形式:単行本
 中世ヨーロッパという文化圏は一昔前の「暗黒時代」という評価は一面的で公平でないのは事実としても、やはり同時代のイスラームや中国の文化圏からすると、大変立ち遅れていたの否めない。特に移動という点では、相当に範囲や手段は限られていた。
 しかしながら、やはり生身の人間であるから、その制約の中で、宗教や商売、外交のために長い距離を移動した。馬、ロバ、船、そして当時の自然環境・都市ネットワークを詳細に描き出してくれる。また、様々な社会的階層や集団が入り乱れているのも当時の特徴だが、これも女性や黒人奴隷、ロマやユダヤ人といったマイノリティ、病気や動植物の移動まで筆は及ぶ。
 なかなか現代日本人には感覚的になじみにくい世界ではあるが、これでもかというくらい充実した書きぶりで、その全体像がつかめる。
 また結論では、中世末期の危機をヨーロッパが乗り越え、いわゆる「大航海時代」を経てアジア、アフリカ、アメリカを従え、世界を一つにまとめあげていく「奇跡的大逆転」までを論じる。
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