内容(「BOOK」データベースより)
日本古典文学中屈指の名文『方丈記』。著者鴨長明が見聞し体験した、大火、大風、遷都、飢饉、大地震などが迫真の描写で記録され、その天災、人災、有為転変から逃がれられない人間の苦悩、世の無常が語られる。やがて長明は俗界から離れ、方丈の庵での閑居生活に入りその生活を楽しむ。しかし、本当の心の安らぎは得ることができず、深く自己の内面を凝視し、人はいかに生きるべきかを省察する。本書は、この永遠の古典を、混迷する時代に生きる現代人ゆえに共鳴できる作品ととらえ、『方丈記』研究第一人者による新校訂原文とわかりやすい現代語訳、理解を深める評言によって構成した決定版。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鴨 長明
1155年ごろ‐1216年。京都下鴨神社の神職の家に生まれる。大火、竜巻、戦乱、飢饉、大地震を体験、そのもようを精細に『方丈記』に書き記す。のち出家して日野に隠棲、方丈の庵を建て、時代と人生を省察した。歌人、音楽家としても活躍。鎌倉をはじめ、各地を旅する
浅見 和彦
1947年生まれ。東京大学文学部卒業。成蹊大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)