TOEICに精通した5人の専門家によって作られているので、選定された見出し語や例文は、申し分ない。CD音声も見出し語と例文が入っていて、繰り返し聞くには最適の作りだ。
ヒロ前田先生はご自身のブログで「笑える」単語本と謙遜されているが、この本をここ数日間学習した経験から、学習者自身がカスタマイズできる画期的な単語本だと思う。今までの単語本では編集方針に沿って学習するか、自分が知っているか知らないかという基準で学習するしかなかった。しかし、この本では「Part5の語彙問題で出ます」とか「Part2,3の会話で使われます」いうような先生方のTOEICの傾向にあわせたコメントによって、自分の弱点に沿ったかたちで勉強することが可能になる!!Part4が苦手な私の場合「Part4で登場」というコメントがある単語は、学習に自然と力が入る。
さらにコメントは、かゆいところに手が届くようなものばかり。単語の知識をTOEICで役立てられるように橋渡し役を務めてくれる。感激するコメントは人によって違うだろうが、たとえば、installのところに「コピー機を設置するときにも使える」とある。わたしの場合、install a copierで「コピー機で使うソフトウエアをインストールする」と勘違いもはなはだしい妄想をしてしまったことがあるので、このようなコメントは大変ありがたかった。
追記)extend。extend the deadline(締め切りは延ばす)はもちろん知っていたが、「…を述べる」の意味はスルーしていた。気を付けてみてみると、お詫びの文でまさにコメントとおり使われていたし、スピーチでは、extend a warm welcomeなんてのも発見。
market。動詞の用法もあるとのコメントで、実際の試験にmarket its materials(資材を売り出す)という表現があったことを思い出した。残念ながら私は「資材を市場調査する」と勘違いしていたが。。。
極めつけは、no later thanの表現。by(…まで)と同意であるとは知っていたが、なんでこんな長い表現を使うのか腑に落ちなかった。「…より遅れるなよ」という強調の意味だと知り、長年のもやもやが晴れた気分である。
是非、模擬問題や実際の試験の後にもこの単語集を開いて、コメントを読んでいただきたい。「あんな悩んだ問題が、ちゃんとここに書いてある〜」という体験を何度もすること請け合いだ。