これは、とてもすばらしい本です。
「物理」と聞くと、固い内容で数式を理解するのに手こずるイメージが
よぎるものですが、そのような心配は要りません。
水面に落ちる一滴は、なぜ音が鳴るのか。
コンデンスミルクを流し出すと、自然にとぐろを巻いていくのはなぜなのか。
1ppm(100万分の1)を体感するには。
興味をそそる物理的現象を、ほろほろとほぐすように語ってくれます。
日本語とはこんなにも表現力豊かな言語なのだと感心させられます。
詩的な上品さを感じました。
私は職場で読むために文庫本を買いますが、読むのがこんなに楽しみな本には
めったに出会えません。
文庫本の割にはやや値が張りますが、満足です。
全巻そろえたいものです。