P212に掲載の、「噛み合わせの治療で悪化」の悲惨な話とP197「顎関節症は噛み合わせをなおしても誰もが改善するわけではない」は、一般の人に、現在の歯科治療のエビデンスを伝えることができているとおもいます。
“噛み合わせ治療で、かんたんに健康を改善できる”みたいな噂が巷で流布されていますが、その治療のおかげで健康改善どころか、もっと重篤な病気になることがあります。顎関節症、自律神経失調症、パニック障害、うつ症状等々。顎の骨が傷むと外科手術が必要になることもあります。
女性は、男性の2〜3倍の発症リスクがあります。口が開かなくなって食事ができなくなったら障害者に認定されます。
その他の補綴や矯正の情報も、最新なので、参考にされるのには手ごろな本です。
歯は必要以上にいじくると、交感神経の炎症も関連してきて、不眠になりますから、キツイ睡眠薬の量がどんどん増えて行き、マリリン・モンローやマイケル・ジャクソンみたくなる…かもしれません。でも、歯は一度削ると、筋肉や骨と違って、二度と元にはもどりません。特に、天然歯への安易な削合や補充、再咬合構築はとても危険です。