第二部に突入した『新三銃士』ですが、第21話は第一部のダイジェストだし、第22話は何となくこれからの話を進めていくためのキャラクター紹介のようにも見えました。せっかく第一部でダルタニアンが活躍して、テンポよく話が進んでいたような気がしたのですが、ちょっとテンポダウンといったところでしょうか。
その後も権謀術数がうずまく話で、せっかく銃士が出ていながら活劇が少なくて物足りない感じがしますが、これは原作がそうなのでいたしかたないところかもしれません。
この人形劇は最初から、昔からの人形劇とは異なりいろいろな角度からの映像が多かったように思いますが、この巻に収められている話は特にアップが多いようにも思います。人形劇で人形をアップにするといかにも人形ということがわかってしまって興を削ぐのかと思っていましたが、これがそうではないのですね。アップにされた人形がなぜかとても人間らしく見えてしまいます。多少目が動いたりもするのですが、それがなくても表情が豊かでつい魅入ってしまいます。操演の方たちの演技力と演出やカメラの方たちの見せる力のたまもののように思えて仕方ありません。そして、そのような画面を作らせようとした三谷幸喜の脚本もまたすごいのかもしれません。そのあたりのことが、特典映像の制作秘話にも少し出てきます。