ネイティブが書いた英語学習書は数多くあるが、この本ほどその良さが表れているものはないと思う。英語には大きく分けて動詞に前置詞がついたゲルマン語源の「短い単語」と、ラテン語から入ってきた「長い単語」があると著者は言う。英語の単語をそのように2種類に分けて考えてみることで、ネイティブはそれぞれをどんなふうにどんな場面で使っているかがわかり、効果的な学習法がつかめると思う。ネイティブでなければ、こんなふうには教えられないだろう。でも、今までのネイティブが書いているように、「日本人の英語はここがおかしい」みたいな嫌みたらしいところがまったくないので、すごく好感が持てる。はらはらさせられるストーリーを読みながら学習できるのもとてもうれしい。