人は何のために生きるのかというと、畢竟「食べるため」です。
何故かと言うと、カネも恋愛も名声も、食べない事には始まらない。現代人は沢山の物に囲まれ過ぎて、何が一番大切なのかが分からなくなっている。故に様々な問題で悩み苦しんでいる。そこんとこをもう一度考え直してみましょう、というのがこの本の主旨といっていい。
桜沢氏は戦前・戦後を通して、特にヨーロッパで活躍し、フランスの名誉市民にも選ばれている有名人。その人の事を、とうの日本人が知らないとは…今の「和食ブーム」も、この人達の活躍と言っていい。特にアメリカでは今「クシ(久司さんの名を取って)・マクロビオティック」が流行っている。人が健康に生きる上で、どうすべきかを探求する学問と言っていい。その理想形が何と我が国・日本らしい。しかし日本人はそれがあまりにも当たり前すぎるからピンと来ないのが実情。「灯台下暗し」とは正にこの事。世界から見れば何と有り難い土地の住んでいながら、その事をとうの日本人が気付いていない。
兎にも角にもこのマクロビオティックは近い将来日本中を席巻するだろう。今、世界中が日本に注目しつつあるのも、これらの事情によるところ大と言える。
そしてこのマクロビオティックに関心がある人は先ず桜沢氏の弟子に当たる久司道夫氏(アメリカで最も有名な日本人。スミソニアンの博物館殿堂入りもしている唯一の日本人。)の著作から入ることをお奨めする。何故なら、桜沢氏は過去の人だから、少し説明が難解。その点、久司氏は現在の人だから説明が平易でスンナリ入ることが出来る。桜沢氏から入ると、その難解さ故に、食わず嫌いになる恐れが有る。せっかくこういった大事なことを知る機会が有るのだから、食わず嫌いになったら勿体無い。先ずは久司氏の本から入り、その後、桜沢氏の本を読むと、より良くマクロビオティックのことが分かると思う。繰り返しになりますが、いきなり桜沢氏から入ると食わず嫌いになる恐れがあるから、久司氏から入ると桜沢氏の言っている事がより深く理解できると思います。お奨めです。