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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ならでは!,
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レビュー対象商品: 新釈 走れメロス 他四篇 (単行本)
著者のもつテイストを最大限に活かしながら、
古典テキストを大胆アレンジ。 原作のファンからすれば決していい顔はされないかもしれない。 しかし森見ファンとしてはよくぞここまで大胆に味をつけたと絶賛するのではないだろうか。 妄想ワールド大爆発なのです。
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
哲学の道の満開の桜の下で,
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レビュー対象商品: 新釈 走れメロス 他四篇 (単行本)
『夜は短し歩けよ乙女』を読んで楽しんだ人にお勧めする。短編はすべて同じ仮想京都を舞台とするからだ。詭弁論部があり、パンツ番長戦があり、図書館警察があり、単位取得と桃色遊戯にあまり熟達していない男たちが力いっぱい阿呆をやりぬく、あの大学の、あの文化祭のサイドストーリー集でもある。
短編集であるため物足りない感じもする。が、短編ごとにがらりと雰囲気を変えて見せた上で、登場人物が次の章のどこかに出てくるようなオムニバスになっている。そこに体はあるけれども心が場と一体になれぬ人の孤独感が、この本の全体に共通して登場人物の誰かが感じているものでもある。 南禅寺から銀閣寺までの哲学の道から蹴上インクラインの桜並木が出てくれば、思い出に胸が詰る。河原町から烏丸の四条の地下道も、桂駅から嵐山までも懐かしい。景色も、原作の風合いもさることながら、短編ごとに変化する作品の気配の違いを味わうことが面白かった。
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
愉快愉快!,
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レビュー対象商品: 新釈 走れメロス 他四篇 (単行本)
「山月記」
斎藤秀太郎の底抜けの阿呆っぷりが、おいしすぎ。斎藤同様、〈もんどり〉が気になって気になって…。 「藪の中」 数人の証言から浮かび上がる真実。微妙な食い違いに注目。 「走れメロス」 絶妙なボケとツッコミ(さすが関西人!)に、噴き出すこと数知れず。 「桜の森の満開の下」 美しさは嫌というほど伝わってくるのに、体温が感じられない女の人が怖すぎる。 「百物語」 京都の蒸し暑い夏の夜。古い屋敷の座敷に自分も座っているかのような臨場感。 最近は“古典新訳”が流行りですが、こちらは“古典新釈”ときましたか! 原作から受けるイメージを大切に、一編ごとに文体を自由自在に変える器用さはお見事です。 彼の古風でノスタルジックなスタイルが、驚くほどハマッてしまった傑作でしょう。 人によって好みの作品が異なりそうなところもおもしろい。それだけ多彩ってことですね。 古書のような装丁もすてきです。
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