声優業とは別にそれぞれ個々の劇団に属されている、山口勝平さん、高木渉さん、
そして関智一さんの3人で結成された『さんにんのかい』。
この舞台は出演者3人だけで構成されています。表立って名は出てこないけれど、
新撰組に属し忠義を慮りながら幕末の動乱を生き抜こうとした名も無き男達を
主人公としたストーリーです。負け戦が続く中、親友同士である3人が集まります。
こうして生きて集まるのはこれが最後かもしれない、と今生の別れをしようとした所…
といった始まりです。
能楽堂という一風変わった舞台が、時代設定にとても合っていて
厳かな雰囲気の中にも笑いを取り入れたり、シリアスな場面展開では
場内どころか画面の前ですら静寂にさせてしまう迫力に、ただ脱帽です。
演技者は3人だけなので一人二役も当たり前、ですが演じ分けは
素晴らしく本役と混同するという事はありません。
邂逅部分など場面展開が多いのですが、照明、音楽といった効果が実に良く
作用していて全く違和感がありません。
値段が高くて手が出せなかったのですが、声優さんの舞台を見てみたい、
という想いが募り購入しました。見終わった時は本当に価値あるものを
手に入れたな、と実感しました。
3人のインタビューやメイキング等DVD特典も充実。特にお薦めなのが
オーディオコメンタリー。本編を初めから最後まで観てこの時は台詞忘れてた…等、
3人曰く『ダークサイド』な面白裏話が聞けます。
値段以上に充実した内容、話の面白さ、新たな声優さんの魅力を知る事が
出来たという点で文句無しの5つ星です!