就農を考えている人にとっては、
実際に必要となる要素がまとまっていて、
親切な構成になっている。
きちんと取材し、データもまとめており、
現地取材での写真とインタビューだけで構成されたやっつけ仕事ではありません。
力作だと思います。
本書は、 就農された新農民の取材、作物栽培のポイント、流通経路開拓 、経営の4部構成になっている。
目次だけ見ても、就農するにあたっての課題が理解できる。
新農民の方々の取材ページが充実していて、
プロフィールを読むと「彼らがなぜ就農を選んだのか」が心に落ちる。
きちんと農業への想いを熟成させて、理想の生き方をスタートさせたのだと分かる。
写真も豊富で日常の農業のイメージが膨らみ、意外に参考になった。
本書の価値が高い部分は、
作物栽培、流通について概論的に説明をしているところ。
「栽培は簡単ではない」、「流通は落とし穴」、
読み手はそんなメッセージを感じ取りながら、
具体的な就農準備に取り掛かれると思う。
就農サポートの情報もふんだんに盛り込まれており、
就農を考える出発点としてはお勧め。