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新説 鴎外の恋人エリス (新潮選書)
 
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新説 鴎外の恋人エリス (新潮選書) [単行本]

植木 哲
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

名作『舞姫』のモデルを突き止めた!ドイツ留学から帰朝した鴎外を追い来日したドイツ人女性とは、何者だったのか。歴史の闇に消えようとしていた彼女の実像を、ひとりの法律学者が独自のアプローチで追った。

内容(「MARC」データベースより)

ドイツ留学から帰朝した鴎外を追い来日したドイツ人女性とは何者だったのか。小説「舞姫」のヒロイン「エリス」のモデルだといわれる、この女性の実像を、法律学者が独自のアプローチで追う。

登録情報

  • 単行本: 259ページ
  • 出版社: 新潮社 (2000/04)
  • ISBN-10: 4106005875
  • ISBN-13: 978-4106005879
  • 発売日: 2000/04
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 300,000位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 テレビ番組を疑え!! 2004/10/3
By inex
形式:単行本
著者は法学者であるが、医療と法律の研究を進めると上で軍医であった森鴎外との接点があり、かつドイツで一定期間教鞭を取るという環境のなかで、人探しの原点である一次資料・・・日本で言う「戸籍」や「土地登記簿」を丹念に調べるという基礎的な調査・研究を重ねてたどり着いた結論は非常に重要かつもっとも真実に近いと言える。

本書を読んで感じるのは現在のテレビ番組の制作のあり方への疑問である。基礎的な調査を行うことなく推論で論理を構成し番組にする・・・著者はそうしたテレビ局の番組制作の姿勢をやんわりと批判している。

人探しは非常に大変だが、基本は丹念な一次資料・・・信頼できる資料を丹念に調査することである。推論を肯定する信頼できるデータを探し当てることは、どの様な論理にも欠かせないものである。そのことを忘れてはならないことを本書は改めて教えてくれた。

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5つ星のうち 5.0 日独文化交流史に投げかけた一石  2011/2/19
By 閑居人 トップ50レビュアー
形式:単行本
植木哲氏によって、「エリス」とは誰だったのかという問いかけは、ようやく「ルィーズ・アンナ・ベルタ・ヴィーゲルト」にまでたどりついた。鴎外が死を前に写真や手紙を全て焼き捨ててしまったために、もはや彼女の人となりを知ることは不可能と考えられていた。金山重秀氏に始まり、氏によってさらに徹底された社会学的調査方法によって、「エリス」の存在が明らかになろうとしているからである。
ただ、評者は、氏とは異なり、彼女の動機が、ロマンチックな、淡いエキゾティシズムであったり、若き鴎外へのプラトニックな感情であったりしたとは考えていない。
若き日の鴎外は、陸軍軍医森林太郎であり、ドイツでは、ドイツ人のようにドイツ語を話す、身長162センチの快活な「Rintarou Mori」という青年だった。15歳の金髪の乙女に、25歳の青年である彼は、自分が日本での立身出世が約束された「岩見という銀山で世界的に有名な地方の貴族」であると言わなかっただろうか。或いは、彼女がそう誤解するように話さなかっただろうか。彼のベッドの中での熱い抱擁の後で、「Rintarou」は、遠い日本での生活と永遠の愛を、ルイーズに夢見るように語らなかっただろうか。
文豪「鴎外」なら、なかったかも知れない。軍医総監森林太郎も、そうしなかっただろう。ただ、若き留学生、「Rintarou」には、愛を語る青春の特権が存在していたのである。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 テレビ番組を疑え!! 2004/10/3
By inex
形式:単行本
著者は法学者であるが、医療と法律の研究を進めると上で軍医であった森鴎外との接点があり、かつドイツで一定期間教鞭を取るという環境のなかで、人探しの原点である一次資料・・・日本で言う「戸籍」や「土地登記簿」を丹念に調べるという基礎的な調査・研究を重ねてたどり着いた結論は非常に重要かつもっとも真実に近いと言える。

本書を読んで感じるのは現在のテレビ番組の制作のあり方への疑問である。基礎的な調査を行うことなく推論で論理を構成し番組にする・・・著者はそうしたテレビ局の番組制作の姿勢をやんわりと批判している。

人探しは非常に大変だが、基本は丹念な一次資料・・・信頼できる資料を丹念に調査することである。推論を肯定する信頼できるデータを探し当てることは、どの様な論理にも欠かせないものである。そのことを忘れてはならないことを本書は改めて教えてくれた。

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