はっきり言って読みやすくはなかったよ。
やはり日記だから、思いつくままつづっているから、
あれ?こいつ誰だよ?みたいな人がいっぱい出てきたり。
穴倉掘ったり、野営地を行ったりきたりしたり。
いったい何やってんだろう・・・と全貌が見えてこなかったり。
後ろページに地図が載ってることに途中で気づいて
読み直したり、
人物小事典を何度も確認したり。
途中何度も中座しつつ、
それでもなんとか読んだのは、
クスッと笑ってしまうユーモアや
辛口な本音や、弱音、
ゲバラさんの人間性に惹きつけられるものが
あるからなのだと思う。
1967年8月31日、ずっと離れ離れだったホアキン隊がボリビア軍の奇襲に合い、全滅する。ラジオからそれらしきニュースを聞くゲバラではあるが、ボリビア軍の嘘ではないかという希望的観測を捨てられない。
9月に入り、急速にゲリラ隊は追い詰められていく。
それでも、重病のモロをかかえたまま、
ゲリラ隊は、歩き続けるのだ。
そして、10月7日。
最後の日記のページ。
月明かりを情緒的に表現する文章に思わず、ぐっときてしまう。
いつも通りのなんてことはない記述なのだけど。
それは、ここまで読み進んできた読者だけが感じられる
なんとも言えない感傷なのかもしれない。