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新訳・茶の本―ビギナーズ日本の思想 (角川ソフィア文庫)
 
 

新訳・茶の本―ビギナーズ日本の思想 (角川ソフィア文庫) [文庫]

岡倉 天心 , 大久保 喬樹
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 700 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

日本文化の独自性を詩情豊かに語る
芸術の域にまで高められた「茶道」の精神を紹介しながら、伝統的な日本文化の独自性を詩情豊かに解き明かした名著。日本文化が大切に育んできた自然と人間の調和共生の関係は、新たな文明の指針を与えてくれる。

内容(「BOOK」データベースより)

芸術の域にまで高められた「茶道」の精神を紹介しながら、伝統的な日本文化の独自性を詩情豊かに解き明かした名著。日本文化が大切に育んできた自然と人間の調和共生の関係は、環境破壊の進んだ今日、わたしたちに心の豊かさと新たな文明の指針を与えてくれる。

登録情報

  • 文庫: 271ページ
  • 出版社: 角川書店 (2005/01)
  • ISBN-10: 4043093039
  • ISBN-13: 978-4043093038
  • 発売日: 2005/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
本当に素晴らしいの一言に尽きる。
茶の湯の系譜やそこから発展した日本文化の広がり、そこに秘められた芸術性、西洋文化との比較など日本文化を知るのにこの1冊で足りるのではないかと思うほどの内容だ。
文章も読みやすく、各章末に設けられた解説も嫌味でない程度に収まっていて本文とのバランスも良い。オススメの1冊。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 八雲立つ VINE™ メンバー
形式:文庫
「茶の本」というタイトルは、とくに若者にとって魅力的なものではない。かく言う私も高校時代に今は亡き教師から熱弁をふるわれたが、このタイトルではどうもピンと来なかったという記憶がある。
本書『茶の本』は、茶の本ではない。欧米人に日本文化を理解させるためには、まず彼らの気を惹かねばならない、そのためにとられた戦略からこのタイトルとなったと思われる。これは決して茶の本ではないのである。
本書は東洋の美意識、わけても日本の空間的美意識の奥深さを伝えて余すところがない。これは天心の同時代人である漱石の、とくに『草枕』に通ずる美意識でもある(すみません、この指摘は、ちくま新書『法隆寺の謎を解く』の終章、「日本文化の原点に向かって」のなかでで武澤秀一さんがいっていることの引用です)。
西洋化とのあいだでゆれた明治時代、これほどまでに東洋、日本の文化価値を知りぬき、そして主張した真の国際人の声に、まずは謙虚に耳を傾けたい。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
岡倉天心は、茶を “tea ceremony” ではなく “teaism”、すなわち「東洋文明が到達した最高の哲学、世界観」として紹介しており、その発展を老荘思想、道教、禅をルーツとする長い思想史に乗せて説明している。茶道をこのように哲学として捉えた上で展開される「茶室」「芸術鑑賞」「花」の各章では、和の美に揺れる私達の心の微細な動きを、「なるほど、このように説明されるのか」と感嘆する程までに見事に描いている。じっくり読んで良かったと素直に思える、日本の美を再発見させてくれる名著であった。

岡倉天心が「翻訳というものは常に裏切りでしかない」と記す作品を翻訳で読んでいるというのは皮肉だが、それにしても大久保喬樹氏(東京女子大学日本文学科教授)の訳が素晴らしい。我々日本人が美しいお寺の庭園を訪れては感ずる、しかし上手く言葉に表せない美を見事に表現しきっており、日本語訳であることを忘れるどころか、ただただその美しい文章に心を洗われる。

本書は、『茶の本』の日本語訳本編(約150頁)、『茶の本』よりも以前に発行された『東洋の理想』の序文と終章の抜粋訳(約25頁)、そして岡倉天心の簡単な伝記(約90頁)の三部構成となっている。岡倉天心について予備的な知識を持ち合わせていなかった私はこれを後ろから読むことで、岡倉天心の生い立ちとその思想の発展を大まかに理解したうえで、『茶の本』本編を読むことができた。訳が素晴らしいことは上記のとおりだが、この伝記や本編各章末の「解説ノート」の内容も秀逸であり、理解が大いに深まった。原文は岡倉天心のものなれど、本書における大久保氏の貢献は特筆すべきものがある。
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