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新明解国語辞典が話題になっているのは知っていたし、自分自身、中学入学時に買った国語辞典が新明解の初版で、以来、なんとなく、自分にとっての思い出の辞書であったものの、その後の版を使うことがないまま、40代を迎えていた。本書は、空港の売店の文庫本売り場で、飛行機の中での読み物を探していたとき、たまたま見つけ手にした。
すでに、赤瀬川原平氏の「新解さんの謎」が先行してあるが、実は、赤瀬川氏に新明解国語辞典についての本を書いてもらうように企画したのも、当時、文藝春秋に在籍していた著者(鈴木マキコ、夏石鈴子)であることが、本書の冒頭で明かされる。いわば、もともとの新解ブームの仕掛人である。中学以来、新明解国語辞典の魅力に取りつかれ、第二版から三、四、五版とその変化を追い続けて、まとめている。
掛け値なしに「おもしろい」。今年、発行された新明解国語辞典の第六版を買って読みたくなった。
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