戦前から戦後、昭和という時代に軍人から政治家そして経営者まで信奉者を数多く持った陽明学者安岡さんの
著書の中では平易で読みやすく、サラリーマンの管理者・オーナー経営者にも多くの読者を獲得した本。
ただ安岡本の数々を読み、古き良き日本人の心・精神に触れることは大切であるが、あくまでも本の中に書かれる
数々のエピソードを書かれた原典へ至る入門の案内書として読み進むことが必要だ。
オリジナルな著書に触れることの重要さを考える事無しに、「安岡本で理解が出来た、事足れリ。」とするのでは、
安岡哲学を「経営者が従業員を羊化するためのバイブル」と批判する佐高信さんらの批判に耐えられないだろう。
もう1歩、古典のオリジナルまで足を踏み込もう。