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27 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
元・学園生でしたが…,
レビュー対象商品: 新装版 洗脳の楽園 (単行本)
大変興味深く読ませていただきました。表紙をみると、ありがちな批判本にしかみえないのが残念です。しかし当時の私の記憶と合致する場面が豊富に記録されており、憶測で書いているライターの方ではないなと感じました。 私は一時期、学園生活を村で過ごしておりました。 作中、筆者が経験した特講に参加しましたし、研鑽学校にも参加しました。 しかしある時期を境に、村の方向性に疑問を抱くようになり、村を出ました。 当時自分が幼く、言葉足らずでどうしても表現できなかったこと。また表現するのに後ろめたさを感じたこと。村の中で感じたグレーゾーンともいうべきところをすっぱりと分析しているところや、作中の伏線の張り方、構成力に感嘆の声を上げました。 いつも研鑽会で出されていた「テーマ」とは誰がどうやって考えていたのか。 なぜ村人を呼ぶとき、男性は苗字、女性は名前で呼ぶのか。 参画者の財産、または村で仕事をしたときの金の流れはどうなっているのか。 どうして特講のあと、一時的な多幸感の後に鬱々とした症状になるのか。 などなど。 『それは研鑽してやっている』 と、そこらの村人からは一言で返されそうな、『研鑽』という言葉の霧に包まれていたであろう事例をこと細かく調べてあり、 『ほんとうはどうなっていたのか?』がよくわかります。 ピンポイントなレビューになって恐縮ですが… 今、このレビューをよんで下さっている方のなかで、少し、またはどっぷりとヤマギシに関わったことのある方。または村人の方。村を出て行った方。 また、以前村に関係した方で、心に傷を負ってしまった方、やり場のない怒りをお持ちの方、疑問が残っている方…いらっしゃいましたら、ぜひ手にとってほしいです。一冊ですべてが繋がります。
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