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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
藤沢周平の描く女たちに惹かれているのだと気がつく,
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レビュー対象商品: 新装版 人間の檻 獄医立花登手控え(四) (講談社文庫) (文庫)
獄医立花登手控えの最終巻。ストーリーはある意味予想通りの結末を迎える。なぜこんなにも読後感がよいのか考えてみる。おそらくそれは若い頃感じた感情を登に重ねているからだと思える。変貌し魅力を増してくる女性たちに驚く気持ちは男性は誰しも昔感じた気持ちだ。藤沢周平の描く女たちに惹かれているのだと気がつく。 本作のおちえとおむらの描き方の旨さ。まさに藤沢文学を象徴している気がする。
5つ星のうち 4.0
シリーズがこれで終わるのは残念!,
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レビュー対象商品: 新装版 人間の檻 獄医立花登手控え(四) (講談社文庫) (文庫)
「明日、ご赦免になったら先生を狙うぜ。」そういった男の正体は?登をうらむ理由とは?過去の因縁と、登の旅立ちを描いた「別れゆく季節」を 含む6編を収録。獄医立花登手控えシリーズ4。 今回のどの話も今までの作品同様、人間の心を興味深く描き出している。その中で特に、過去の罪が 何十年もたってから思わぬ形で現れる怖さを描いた「戻ってきた罪」、自分を慕ってくれる男の心を 利用し罪まで犯させた女を描いた「女の部屋」などが印象的だった。人の心は強くもあり弱くもあり。 さて、どうなることかと思った登とおちえの関係も、明るい未来を予測させる形で終わった。読者の 欲を言わせてもらえば、もう少しこの先が読みたかった。登がどう成長していくのか?おちえや叔父、 叔母とのこれからの関係は?楽しみながら読んできた獄医立花登手控えシリーズだが、これで終わり かと思うと少々残念な気がする。
5つ星のうち 5.0
サスペンス的要素に加え、市井物としても楽しめる人気シリーズです,
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レビュー対象商品: 新装版 人間の檻 獄医立花登手控え(四) (講談社文庫) (文庫)
かって、中井貴一・宮崎美子コンビでNHKのドラマ化もされた著者の人気シリーズです。町医者を開業している伯父を頼って江戸に出てきて、牢医として働く青年医師立花登が、囚人たちから頼みごとを頼まれる内に、様々な事件に関わっていくのですが、それを得意の柔術と推理で解決していく中篇が文庫本1冊当たり5~6話収録されたシリーズです。各々の事件の展開→解決にも、サスペンス的要素と人間ドラマがあり、面白いのですが、こういったシリーズ物の良さは、シリーズ通しての登場人物たちの成長が共に楽しめる点だと思います。怠け癖があり、すぐに仕事をさぼろうとする伯父、口うるさいけれども根は良い叔母、遊び癖があったものの次第に女らしさをましていく、許婚?の伯父・叔母の娘等々。サスペンス的要素に加えこれら登場人物とのやりとりを通し、市井物としても楽しめる面白いシリーズです。
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