闇金ウシジマくんでヒットを飛ばした真鍋昌平先生のデビュー作です。
役者を目指していた主人公が甘い話に乗って多額の借金。
否応なく違法な「運送屋」に身を投じる羽目になり、徐々に抜き差しならない状況に。
流されるままに生き、色々な事を諦めてきた主人公は、人生最大のピンチを迎えたとき・・・?!
というお話です。
「望まぬ日常に埋もれるカスにはなるな」
「前向き?お前どっちが前だかわかってんのかよ」
「言いなりは楽だからか?誰からも嫌われたくないからか?私は自分の居場所を築くためなら争いを避けたりしない」
等、ドキッとする名言もこの頃から既に散見されます。
スマグラー(旧版)、
THE END、
闇金ウシジマくんと読んできましたが、
真鍋先生の作品の中でこのスマグラーが1番好きな作品です。
初期の作品だけあり絵柄が荒いのですが、その荒さが内容と非常に合っています。
新装版の特典、新作読み切り38ページは、主人公や運送屋、殺し屋達が出会う前の前日譚となっています。
今の絵柄で書いているので違和感アリアリですが、背骨先生と内蔵先生のやりとりにちょっとほんわか(やってることはエグイ)。
1コマですが、あの「変態ヤクザ」や「依頼人」も今の絵柄で見られたのが嬉しい。
他の作品の新装版は大抵表紙が変わるくらいなので、この新装版スマグラーは買い増しでも満足できる作品でした。