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41 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本がかくも駄目になってしまった理由が系統立てて理解できる,
By よっち (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新興衰退国ニッポン (現代プレミアブック) (単行本(ソフトカバー))
16分に1人が自殺労働者4人に1人が年収200万円以下 国民1人あたりのGDP世界ランキング2000年第3位→2008年第23位 これはオビに書かれた文言の一部であるが、なぜ日本がここまで駄目になってしまったのか、その原因を経済・産業・科学技術・介護・貧困・地域衰退といった各分野を系統立てて分析し、処方箋を提案するという、まさに新「船中八策」という感じの好著。 医療・介護にしても、テクノロジー政策にしても、個別に見ると合理的な施策が、システム全体から見ると不合理をひきおこしている「合成の誤謬」といわれる事態が、日本の各分野にて進行し、悲鳴を上げている。 一度日本が抱えている問題を整理整頓した上で、大きな見地から考えなおしたい時に大変便利。 今の政治家全員にぜひ読んでもらいたい本だ。 ただ、問題は政治だけではないことも明らかとなってくる。たとえば、環境テクノロジーを軸に世界の覇権が争われているこの時に、製鉄や電力などの重厚長大産業が主導する経済界がことごとくその足を引っ張っていることも明らかとされている。日本はいつの間にかスマートグリッドも電力会社の「既得権益」を犯さぬよう矮小化され、環境テクノロジーは米国・ドイツ・中国が国家戦略としてデファクトスタンダード争いが繰り広げられる中、日本はすっかり取り残されてしまった。 そこで浮かぶ疑問は、「日本はもう手遅れなのか?まだ何とかなるのか?」ということだ。それは本書を読んで確認してもらいたい。
26 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「日本は衰退過程に入っている。このことを自己認識しなければ、この社会はいずれ滅びる。」との指摘は重い。,
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レビュー対象商品: 新興衰退国ニッポン (現代プレミアブック) (単行本(ソフトカバー))
今度の金子氏による著作は、至る所にみられるこの国のほころびを、九つの視点から取り上げている。医療、貧困、非正規雇用、介護、公共事業、産業、金融、グーグルの支配、技術開発という9つのテーマをめぐり、この国の至る所にみられる衰退のきしみの現象を鋭く指摘する。 本書のエッセンスは、序章に込められている。 著者が言うように、20世紀的な統計理論ではなく、統計学ではつかみきれない特異で極端な事態が頻発する事態こそ現実であり、これを出発点とすることから解決の糸口が見えてくる。 やはり「社会科学」の終わりは疑いようがない。 そして「日本は衰退過程に入っている。このことを自己認識しなければ、この社会はいずれ滅びる。」との指摘は重い。
22 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
新国家戦略のアジェンダにすべし,
レビュー対象商品: 新興衰退国ニッポン (現代プレミアブック) (単行本(ソフトカバー))
16分に一人が自殺。この10年間に平均餓死者70人。勤労者の4人に一人1000万人が年収200万円以下。GDPは2008年世界ランキング23位。医療・貧困・雇用・介護・公共事業・・・・1986年〜の中曽根政権、2005年小泉政権の圧勝で定着?浸透した「新自由主義」「構造改革・民営化」「市場原理と競争原則」の弊害は財政破綻拡大の付けと共に国家衰退と破壊を本来、市場競争原則や効率短期利益追及型の民営に馴染まない、「自然環境・公共・厚生・医療」などの国民の安全と生命のインフラ部門・根幹の多方面に取り返しの付かない破壊を及ぼしている・・5%の兆候現象・サインとして突出する異常事態・現象にこそ、その原因や病理が浮き彫りにされている。これ等をあえて無視する「マスゴミ」や確信犯グループに対し、この本こそ国民から突きつけるべき「告訴状」ではないか。菅新政権は是非この事実の改善を国家戦略の「アジェンダ」とすべきだろう。
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