大槻ケンジが面白い文章を書く人だというのも、しゃべりが面白い人と
いうのも知ってはいたが、彼の本はこれが初めて。一気に読み通す面白さだった。
クラスでも無口で友達のいない大人しい男の子が、女子クラスメートの豹変をきっかけに怪しい新興宗教にであう。
そこで不思議なソウルメイトみたいな男性に会い、自分も不思議な力を身につける。
ロックの歴史も分からないし、楽器の名称も良く分からなかったが、
高校生ぐらいが大切にする世界観の中から、怪しい宗教世界を分析し、
人間が可笑しくなる課程を冷静に描いている。
LSDによる悟り、セックス、超能力、ロックバンド。。。。
みんな高校から大学ぐらいまでは、こんなことを真剣に考えていたのでは。また未だに真剣に考える人達もいるだろう。。。
うすぼんやり見えてくる宗教の理想世界が、実をいうとすごく現実的なことを読み終えるころに実感できると思う。