本屋で見かけ、「オモイデ教って…オーケンのアレか?」と戸惑いつつ衝動買い。
物語に入る一文がラヴクラフトで「おっ!」と思う。
しかし、その数行後の【それがいったい何を生み出されるであろう】という、
間違った日本語に軽く引く。
そして本編開始と同時に始まる「本当」を「本統」と書くような、
インテリぶった自己陶酔的言語のラッシュにドン引きする。
昭和初期の文学作品を意識しているのかなんなのか、
…編集者はこれを読んで「まずいッスよ、原田さーん」とは言わなかったのであろうか。
WHITE ALBUMの時はこんなふざけた文体じゃなかったように思うのだけれど。
完全オリジナルならともかく、大槻ケンヂのフンドシを巻いた上でのこれは拙い。
実際、原田宇陀児という名前はリーフのエロゲで知っていたが、
「オモイデ教」という冠が無ければ、絶対に買ってなかったし。
オモイデ教を知る人にはちょっとお奨め出来ない。
WHITE ALBUMを知る人にも…あまりお奨め出来ない。
気になる人は本屋で試しに20Pまで立ち読みして、
「オレ、この文体好きだナ。わかり易いし」と感じるなら、買ってもいいと思う。