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新聞社―破綻したビジネスモデル (新潮新書)
 
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新聞社―破綻したビジネスモデル (新潮新書) [新書]

河内 孝
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (39件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

新聞という産業は今、様々な危機に直面している。止まらない
読者の減少、低下し続ける広告収入、ITの包囲網、消費税アップ、特殊指定の
見直し----そして何より、金科玉条としてきた「部数至上主義」すなわち泥沼の
販売競争は、すでに限界を超えている。いったい新聞は大丈夫なのか。生き残る
方策はあるのか。元大手紙幹部が徹底的に解き明かす、新聞が書かない新聞ビジ
ネスの病理と、再生への処方箋。

内容(「BOOK」データベースより)

新聞という産業は今、様々な危機に直面している。止まらない読者の減少、低下し続ける広告収入、ITの包囲網、消費税アップ、特殊指定の見直し―そして何より、金科玉条としてきた「部数至上主義」すなわち泥沼の販売競争は、すでに限界を超えている。いったい新聞は大丈夫なのか。生き残る方策はあるのか。元大手紙幹部が徹底的に解き明かす、新聞が書かない新聞ビジネスの病理と、再生への処方箋。

登録情報

  • 新書: 220ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/03)
  • ISBN-10: 4106102056
  • ISBN-13: 978-4106102059
  • 発売日: 2007/03
  • 商品パッケージの寸法: 17 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (39件のカスタマーレビュー)
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44 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「メディアを監視」する重要性 2007/5/1
形式:新書
新聞社の抱える構造的な問題を概説してくれた本です。

さらっと書きましたが、この「構造的」というところが肝。

タイトルにもあるように、この著書は新聞社の「ビジネスモデル」を切り口として、現在の新聞社(「新聞」ではない)が抱える問題を抽出しています。

第1章の「新聞の危機、その諸相」では、新聞社のビジネスモデルの概略(広告や販売の仕組み、異常に高い販売コストの問題等)を述べた上で、現在新聞社を取り巻く消費税増や人口減、広告収入の減少といった外的な「危機」について概説されます。

第2章の「部数至上主義の虚妄」では、新聞社の抱える「販売部門」の問題が追及されます。「発行部数」と「実売部数」の差。ヤクザまがいの新聞契約。販売店に流れる「補助金」等々。販売部門の深い深い闇が描かれます。

第3章の「新聞と放送、メディアの独占」に関しては、少し「ビジネス」の話とは毛色が違っています。ここで書かれているのは、戦後のメディア史、テレビと新聞という巨大メディアの5系列寡占化、またその過程で、新聞社という「会社」がいかに自分の権益を拡大しようとしたかということが述べられています。他の4章とは違い、「報道のあり方」がメインテーマになっていると私は感じました。

4、5章は新聞再生への取り組みと展望が描かれます。4章では産経新聞の改革と、著者の持論(朝日・読売以外の「第3の極」創出に向けた、毎日・産経・中日提携案)が書かれています。5章ではIT社会に抵抗するのではなく、IT社会に融合しつつ新聞社が進化する可能性を著者が探ります。

ここで描かれる新聞社の「構造」「ビジネス」からは、硬直的で既得権益にしがみついた実情を感じます。

新聞社とはいえ、所詮人の集まり。人が集まるところには常に腐敗が生まれるもの。個人的には、長きにわたって大手数社がメディアを牛耳っていること自体異常にも思います。著者は「第3の極」を提案していますが、それも大手の再統合にすぎないといえばそれまで。もちろん現実的に考えたらそれしかない、と著者は考えたのでしょう。もちろん私には良策を提案することなどまさかできませんが。ただ、老舗が必ずしも活躍しなくてもいいです。

また、私はそのうち販売制度は廃れてしまい、コンビニやキオスクで買うのが主流になったりして…とも思ったりします(そのほうが、ある意味メディアとして健全かもしれません。毎朝、読者に選別されるのですから)。誠に勝手な意見ですが。

最後に、本のでき自体に対する感想ですが、戦後メディアの歴史や新聞社のビジネスについて予備知識のない読者(私も含めて…)には少々難解なのではないかと感じました。

ただ、現在のメディアに対する疑問を持ち、「メディアを監視」する第一歩にはなる本だとは思います。
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 販売の実態を詳らかに 2007/8/15
By masa
形式:新書
「分からないように作ってある」という販売店と新聞社の取引実態を解説し、新聞産業の全体収支構造についてもデータを挙げて分かりやすく説明している。特に前者の情報は限られており、読む価値がある。

戸別宅配と部数を維持するため、新聞社は購読料収入の40〜50%という「異常な販売コスト」を販売店にかけざるを得ない。広告料の基準となる「部数」を稼ぐため、新聞社は必要以上の紙を販売店に送り、販売店はその数字を根拠に折込広告手数料を稼いでいる─。新聞社の収入の柱は根腐れし、もう一方の柱である広告収入の回復も見込めない。

大手紙グループから完全に落伍した毎日新聞の話が中心とはいえ、新聞業界を取り巻く環境の厳しさと、先行きの絶望的な暗さを十分に認識することができる。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
もと毎日新聞社幹部が新聞の患部をあばく、という本ですな。

要するに「部数至上主義」が新聞をだめにした、ということなんだけれども、この手の論法は非常に分かりやすい。「視聴率至上主義がテレビをだめにした」とか、「利益至上主義がエンロンをだめにした」とか、「株価至上主義がライブドアをだめにした」、とかね。

便利なんだけれども、これらの論法を使用する場合には、ではどのような原理で新聞を/テレビを/XXを、、、/運営したらよいかということを明確にしないとならないと思う。その辺がちと弱いが、全体的には読める一冊である。

思うに、新聞を支えるべき基本的態度(「主義」といってもよいが)は、アマチュアリズムなのだと思う。『知識人とは何か』でサイードは、知識人はアマチュアでなければならない、と言っていた。アマチュアリズムこそが健全な批判的姿勢を支えるものである、というような趣旨だったと思う。

新聞って、小学生も社会の時間に作ったりするけど、基本的には資本投資をあまり必要とせずに誰でも始められる事業であるはず。サイードの言うアマチュアとは意味は違うが、まあそんな意味でのアマチュア的な事業でもある。ばかばかでかい輪転機を買って、分単位で朝刊の締め切りを遅くするのにしのぎを削ったり、ばかばかテレビ局に投資して「ケイレツ」を作ってみたり、記者クラブにいりびたってフリーランスの記者たちを情報から締め出す、なんてことはあまり新聞の素地にそぐわないはずであるし、読者の求めていることでもない。「こんなん書いてみましたけど、どうでしょう?」みたいな記事がないとやっぱりおもしろくないわけで、そういうのが欲しいよね。

Yahoo の井上社長が著者に対し、「おたくのごみ箱行きになった記事を全部Yahoo に下さい、ユーザーはそういうのを求めている」と言ったらしいが、そのとおりなのかもしれない。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0 とても参考となりました。
講義受講用参考資料として、注文させて頂きました。
とても参考となりました。
投稿日: 4か月前 投稿者: sora-riku
5つ星のうち 5.0 「他人に厳しく、自分に甘い」
新聞社の収益構造を解説した本です。それにより、
新聞社の利権や問題点(特殊指定、押し紙、拡張団など)... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: 屈折する星くずと木星から来た羊の群
5つ星のうち 3.0 結局、新聞ビジネスはどうなる?
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投稿日: 2011/3/21 投稿者: & co.
5つ星のうち 4.0 新聞は細分化した業界紙になって生き残る
「新聞は細分化した業界紙になって生き残る」という著者の論は大変面白い。
取材するのは膨大だが紙上に発表されるのはほんおわずか。... 続きを読む
投稿日: 2010/10/10 投稿者: Gori
5つ星のうち 4.0 メディアの闇を感じる
大手数社の新聞社がテレビも含めて世論を支配している現状を鋭くえぐった良書。
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投稿日: 2010/8/30 投稿者: 樅の木
5つ星のうち 5.0 政治や金を報道するなら、自分達の利権主義を何とかしろ
新聞と言う不可解なビジネスモデル。環境問題に取り組む新聞社が環境破壊を起こしているとは。新聞社とテレビのつながりは、「電波利権... 続きを読む
投稿日: 2010/7/23 投稿者: mabopan2
5つ星のうち 4.0 内側から見たビジネスモデルとしての新聞社
... 続きを読む
投稿日: 2010/5/11 投稿者: 倒錯委員長
5つ星のうち 4.0 新聞を経営の側面からみた本
... 続きを読む
投稿日: 2010/5/8 投稿者: mfhty
5つ星のうち 5.0 新聞は何を与えてくれるのですか?
新聞が果たす役割とは何か。
権力と化してしまった今こそ、
もう一度考えなくてはならない。
新聞は私たちに何を与えてくれるのですか?
投稿日: 2010/2/10 投稿者: shigekey
5つ星のうち 4.0 結論は?だが、一読の価値あり。
毎日新聞社での社長争いに敗れた?著者が、自らの経営戦略の正当性を
世に訴えるために書いた本のようです。(あとがきから憶測)... 続きを読む
投稿日: 2009/10/25 投稿者: そして誰もいなくなったりならなかったり。
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