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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
苦言と同情,
By 小谷野敦 (東京都杉並区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新聞小説の時代―メディア・読者・メロドラマ (単行本)
主題は大変魅力的だが、扱っている作品が有名作品に過ぎよう。明治の新聞小説は、今では忘れられた多くの作家の作品の中に、ここで扱われている有名作品が混じっている。半井桃水とか武田仰天子とか渡辺霞亭とかである。『不如帰』や『虞美人草』を今さら論じるより、それらの埋もれてしまった小説を発掘して内容紹介でもするか、復刻でもしなければ、研究は前進しないのである。しかしながら、有名作品を論じなければ研究助成金が降りないとか、本として出版できないとかいう事情があって、一概に著者を責められない。苦言と同情と題した所以である。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
おもしろい本,
By セイクリド (千駄ヶ谷) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新聞小説の時代―メディア・読者・メロドラマ (単行本)
初出が大学の紀要論文などなので、議論がときに煩瑣にわたり、どうでもよい些末な事柄に筆がおよぶこともありがちな本だが、それでも大枠の議論は斬新な指摘の数々と明確な構造に焦点が絞れており、新聞小説の存在様態に新しい照明をあてることに成功している好著。
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