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新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか (PHP新書)
 
 

新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか (PHP新書) [新書]

上杉 隆
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (36件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

業界震撼の「癒着メモ」公開(40万メモリーク)、マスメディア堕落の構造を徹底的に究明する!
現職大臣を辞任に追い込んだ「放射能つけちゃうぞ」発言は、完全なるでっちあげだった―真相を隠蔽して虚報を流し、バレても責任を取らない。それでいて正義の旗を振りかざす横暴ぶり。
新聞・テレビの罪深き欺瞞は、「ただちに危険はない」との政府発表を垂れ流しつづけた原発・震災報道で決定的となった。政治との悪質な癒着。
ネットメディアの台頭によって、情報を管理できる時代は終わった。国民を騙しつづけた先にはマスメディアの死が待っている。ジャーナリスト休業を宣言した著者が放つ、記者クラブへの最後通告。
【内容例】番記者たちのあいだで交わされる「談合」/政府に情報を売るマスメディア/忘れてはいけない震災報道「9のウソ」/「放射能、ついていませんか」とふったのは記者/いまや中国メディアのほうがよっぽど進歩しているetc.

内容(「BOOK」データベースより)

現職大臣を辞任に追い込んだ「放射能つけちゃうぞ」発言は、完全なるでっちあげだった―真相を隠蔽して虚報を流し、バレても責任を取らない。それでいて正義の旗を振りかざす横暴ぶり。新聞・テレビの罪深き欺瞞は、「ただちに危険はない」との政府発表を垂れ流しつづけた原発・震災報道で決定的となった。政治との悪質な癒着。ネットメディアの台頭によって、情報を管理できる時代は終わった。国民を騙しつづけた先にはマスメディアの死が待っている。ジャーナリスト休業を宣言した著者が放つ、記者クラブへの最後通告。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2012/2/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4569802826
  • ISBN-13: 978-4569802824
  • 発売日: 2012/2/15
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (36件のカスタマーレビュー)
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239 人中、171人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 懸垂百回 トップ500レビュアー
形式:新書
記者クラブ制度に固執する新聞・TVを批判した本。見解の当否はともかくとして,良い評価はできない。主な理由は以下の2点。

 1. 論理構成が杜撰
 2. 肝心な部分が明らかにされていない

まず第1の点について。細かいところで整合しない,あるいは誤った記述は数多あるが,それらには目をつぶろう。新聞・TVが「ウソ」をつくのは記者クラブ制度があるからだ,というのが本書の中心的主張である。なるほど確かに東日本大震災以降,メディアの発信する情報は以前より信頼されていないし,記者クラブの弊害も従前から指摘されている。が,だからといって,この両者が直ちにイコールで結びつくわけではない。言うまでもなく,非記者クラブメディア(たとえば週刊誌)だってウソをついてきたのだから。どちらも同じようにウソをついているのであれば,原因は記者クラブではなく,別のところにあると考えるのが自然だ。

この点に関する著者の主張ははっきりしないが(それが常態なのだが),原発事故報道について書かれた第3章の末尾では,

 ・〔事故の詳細を〕「ほんとうはわかっていながら,〔新聞・TVは〕真実を報じなかった」と言ったほうが正しい(p.92)

とある。しかしこの「意見」を裏づける具体的な事実は,本文中に記載されていない。ふつうに考えて,専門家でもない記者が,政府・学者・東電の発言に対してどれほどの自信を持って突っ込めるのか,疑問が残る。

次に第2の点。本書もある種の情報を発信するものだから,

 ・発信者がすべての情報の「出典」と「信頼性の度合い」を明らかにすることが,全体の「情報リテラシー」向上につながる(p.171)

との要請に従うことになる。つまりキチンと取材しろということだが,本書ではまともな取材がほとんどなされていない。

たとえば第1章では,番記者たちが作る「情報メモ」「メモ合わせ」の実態などが書かれている。しかし驚いたことに,批判対象となっている記者や新聞社への取材がされた様子が全くない。「メモという動かぬ証拠が挙げられているから良いではないか」というわけにはいかない。情報メモの存在自体は隠されているわけでもなんでもないからである。つまりこの章での論点は,「このような取材手法が許されるのか」である。ならばなぜ当事者である記者や新聞社に,ことの当否を取材しないのか?

昔ならいざ知らず,現在,当事者に取材して反論や言い分を併記するくらいのことは,週刊誌でもやっている。著者が散々批判する記者クラブメディアも同様である。

第4章前半では,鉢呂吉雄経産大臣(当時)の騒動に触れている。毎日新聞記者に対して「放射能をつけたぞ」と発言したとして,最終的に辞任したという一件である(2011年9月)。上記発言は記者クラブメディアの「でっちあげ」(p.96)だ,というのが著者の主張だ。しかしこれも取材不足。大臣自身が「言った記憶はない」(p.99)というのが主な根拠のひとつだが,言った大臣が覚えていないのであれば,言われた記者に問い質せば良いだけのことである。こんな簡単な「取材」すら,著者は行っていない。

ただし,辛坊治郎を批判した箇所(pp.114-115)などについては,ある程度評価できる。名前を挙げて批判した以上,いい加減なことは書けない。「具体的な名前の明記は記事の信憑性を増す」(『暗殺国家ロシア』p.81)というのは,ジャーナリストであれば知っていて当然ではある。

逆に言えば,具体名を挙げない批判は「怪しい」。ところが,メディア批判がメインテーマであるはずの本書において,不可解な匿名批判が時折顔を見せる。

 ・私〔著者〕が発信する情報に対し,既存メディア(主に新聞・テレビ)…から「ウソを言うな」「危険を煽るな」と非難されつづけてきた。(p.66)
 ・私はラジオなどで東電批判をしたとたんに降板となり(p.85)

というのがその例。いずれも具体名を伏せる必要がないケースである。とても言葉どおりには受け取れない。

第7章では情報リテラシー(情報を取捨選択する力)について述べられているが,具体性に欠ける。ところで,宇多田ヒカルの「Beautiful World」という歌の中に,"肝心なことが書いてないから新聞なんて読まない" という歌詞(ただし正確な引用ではない)があるが,このようなスローガンが,情報リテラシーの内実を的確に表していると思われる。「自分は何を知りたいのか」との意識を持って能動的に情報に接すれば,怪しい記述の見当はつく。

本書を読むに際しても,私はこのような態度で臨んだ。結論的に言えば本書は,論理的に書かれていないうえ,情報自体の信頼性も低い。核心に近づくほど焦点がぼやける。まさに「肝心なことが書いていない」。情報リテラシーのある人が得るものはほとんどないし,これを読んでリテラシーが向上することも期待できない。騙す相手が入れ替わるだけである。

メディアに関する本を読みたいのであれば,別の本をおすすめする。たとえば

 『メディアと政治[改訂版]』(2010年,初版は2007年)

は,個々の記述は薄いが,政治とメディアをめぐる状況を概観できる。本書第1章で触れられている「情報メモ」「メモ合わせ」の存在についても,少しだけ触れられている(p.166)。
このレビューは参考になりましたか?
336 人中、226人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
たまたま書店で本書が目につき、手にしたら139ページが開いた。そこに長野県の知事会見のことが書いてあったので、そこを重点的に読んだのだが、事実誤認としか言いようがない記述があったので指摘したい。

私は長野県の田中康夫県政を誕生から終わりまで取材していた。
長野県庁で行われている会見には、田中知事時代にはほぼ毎回出席、数年で異動してしまうマスコミ記者より多くの場数を踏んでいる。
これに関しては私が発行しているメルマガとブログ<追撃コラム>を検索のうえご覧を。

長野県知事会見について「一般人でも申し込めば会見に参加可能」とあるが、申し込みなど不要である。これはここの特徴である。だから上杉氏も本書で取り上げたのだろうが、肝心なところで間違えている。

また、同じ139ページに、こういった会見のやり方は「村井仁、阿部守一知事と受け継がれて」といった趣旨の記述があるがこれもおかしい。
村井知事は、田中知事との激しい選挙戦の末に当選したものだが、その余波を当選後も引きずり、あろうことか、田中知事在職中の知事会見記録など様々な記録を長野県ホームページからなんの前触れもなく突如削除してしまったことがある。

これには多くの批判が巻き起こり、そのせいもあって、後日ようやく削除したもののかなりの部分が再掲載されることになったが、消失してしまったものも多くある。
こういった経緯を考えれば、単に「受け継いだ」とは到底言えず、上杉氏の記述は読者に誤解を与えるものとなる。
上杉氏としては会見解放を唱えているので、長野県ではそれが滞りなく行われていることを強調したくてこのようなことを書いたのだろうが、肝心の事実を知らないまま書いていることになる。

以上の点をツイッター上で上杉氏に何度もツイートしたが何の音沙汰もない。とりあえずツイッター上で間違いを訂正するのは賢明な方法だと思うが上杉氏はそれをやっていない。
上杉氏のするマスコミ批判には概ね賛成だが、彼もスーパーマンではない。知らないこともあれば間違いも犯す。それは率直に認めることだ。これは上杉氏がマスコミ批判の中で主張していることでもある。

このような上杉氏のやり方には疑問符が付く。マスコミに批判的な人ほど上杉氏への傾倒が強いが、マスコミ批判のあまり、上杉氏の書くものを鵜呑みにするのは考えものだ。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
この書は「官報複合体」の告発書である。上杉隆氏の日本の記者クラブに対する最後通告である。
政府とマスコミのもたれ合い、癒着の構造を最近の実例を豊富に使って解き明かし、既存メディアは「報道」ではなく、「政府広報」であると結論づけている。

現場の記者があげたメモは官邸中枢まで即日のうちに届く。「官邸は、機密費で各新聞社の幹部からメモを買っていた。、、、情報の対価として機密費から100万程度を支払っていた」(官邸関係者)

著者が独自に入手している40万枚のメモの存在は国家の中枢を揺るがす問題であり、事件や事故に巻き込まれた場合には、そのメモを公表する手はずを整えた上での発言であるだけに重いものがある。

鉢呂経済産業大臣の「放射能つけちゃうぞ」発言は記者クラブがでっちあげた「虚言」だ。
小沢一郎の「悪の権化、金の亡者」というイメージは既存メディアがつくりあげた「虚像」だ。

「メルトダウンはしていません」「拡散していません」「安全です」「収束します」「検証します」と流れた原発報道の検証なども説得力がある。

インターネットで流れる自由報道協会の手作りの記者会見の様子などを動画で見る機会がある。著者と著者が代表をつとめる自由報道協会の使命は、記者クラブシステムのおかしさを可視化することだと考えてきた著者は、2011年いっぱいをもってジャーナリストを休業した。これまでとは違ったアプローチで記者クラブシステムを変えることを追求していくそうだ。今後は、インターン(実習生)の受け入れ、自由報道協会賞の創設、、、など次世代のジャーナリスト育成にも力を入れるとのことだ。

最後は「官報一体の巨大なシステムに挑んで無傷でいられるとは思っていない。、、システムもろとも地獄に落ちる覚悟で、私はこれからも日本のジャーナリズムの刷新に挑戦しようと思う」と結んでいる。

原発事故のみならず常に本当のことを言うおうとしている上杉隆氏の言説に注目してきたが、まとまった本は初めて読んだ。覚悟の書である。
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大手メディアの堕落ぶりには共感 全部は鵜呑みにしないけど
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投稿日: 1か月前 投稿者: チョコパイ
無責任なジャーナリスト
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投稿日: 1か月前 投稿者: トゥルース
日本のマスコミの程度の低さが良く分かる。
記者クラブの話、大変参考になりました。
既存のマスコミが腐りきっていることが良く分かりました。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: g2s
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上杉氏に一理 0 19日前
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