「押し紙」という言葉を知らなかったが,新聞社が販売店に実際に配達する部数より多く押し付けて売ることだという.これは,新聞社の販売店に対する支配力の顕れであると同時に,大きな問題を孕んでいる.紙面の広告の代金は,その配達されずに捨てられる紙面に対しても新聞社に払われているし,販売店にとっては,折り込み広告もその部数分の配達費用を受け取れることになる.自治体の広報紙が折込によっているところでは,血税がそのような形で不正に詐取されていることになる.
これは,新聞業界の販売という側面で見たときの裏の世界の一つに過ぎない.拡張団という,怖いオジサンの集団の動きもある.新聞が公器だ,言論の自由だと言っている裏で,商売としての新聞がどのように取引されているか,その実態に迫る.
生々しい,販売店側の叫びが聞こえてくる.