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新耳袋―現代百物語〈第9夜〉 (角川文庫)
 
 

新耳袋―現代百物語〈第9夜〉 (角川文庫) [文庫]

木原 浩勝 , 中山 市朗
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ある警備会社。一人しか派遣していないのに、なぜか報告書に“本日、無事終了。配置人員二名”と記されることが、ある現場で続いた。クライアントからは、うちは一人しか依頼していないとクレームがついた。ある夜、その現場に入った警備員がよくその顔を見ると―。職務上必要にせまられて、偶然に、さまざまな理由で残された怪異の痕跡、記録に関する「記にまつわる十一の話」。九章九十九話収録。

内容(「MARC」データベースより)

人に語られ、人に伝わってこそ怪談に命が宿る。この世の不思議と底知れぬ怖さを垣間見る、シリーズ第9弾。気にまつわる話、奇にまつわる話、鬼にまつわる話、喜にまつわる話、祈にまつわる話など、全9章99話を紹介する。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 317ページ
  • 出版社: 角川書店 (2007/06)
  • ISBN-10: 4043653093
  • ISBN-13: 978-4043653096
  • 発売日: 2007/06
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
第1夜から第8夜まで、すべて読んできましたが、このシリーズもついに9作目ですか。

今回は、「き」をテーマに置き全99話が収録されています。
「き」といっても、気・奇・鬼・喜・祈・危・忌・帰・記と様々な意味を持った字が当てられています。
これだけ見ても、その多様さと、内容が伝わってくるようです。

各章は、細かい文章で完結にまとめられ、テンポのよさを生み出し、毎回、ついつい禁断のカバーをはずして、禁則の百物語を完成させてしまう要素をはらんでいます。

著者も書き記すように今回の巻は、内容が充実しています。鳥肌の立つもの、狐につままれたように感じるもの、感慨を覚えるもの・・・etc

ついに、次巻第10夜で最終巻を迎えるとのことですが、携帯サイトの開設、TVドラマ、映画と、耳袋の世界は今後もつづいていくことと願います。

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
気付いたら 2007/8/11
By pommier_pomme トップ100レビュアー
形式:文庫
気付いたらいつのまにか新刊が出ていました。耳袋の文庫版の、目玉が一個一個増えていくシュールなジャケットが好きで、いやでも文庫版で集めたいと思っている私には、待望の新刊です。

今回の話も、たった5行程度や、ほとんどが2〜3ページで収まる程度の短いものばかりなのにも関わらず、背筋にぞぞーーーとくるお話がいくつかありました。

私の場合、それは「ええ波きたで」と「四月二十一日」でしたね・・・。

また、今回は「危にまるわる話」という章立てがあり、実際に怪異に触れてしまったことで生命の危機に立たされるシリーズがありました。それはもう、怖かったです。すごく嫌な感じがするのに、止められない・・読むのが止まらない。

余計な虚飾を一切取り除き、かつ具体的でわかりやすい怪異記録である新耳袋は、下手な小説よりずっと面白いし、心引き込まれるものがあります。でも、これを読んだ夜は必ず寝られないし、トイレにいくのが怖いです。読み終えた夜、CDプレーヤーが原因不明に音飛びして変な音が続いてなった時はもう・・・気が狂うほどこわかったです。

怪談を百話読むと何か起こると言いますよね。心して読んでください。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ1000レビュアー
形式:文庫
 今回は,様々な「き」―気・奇・鬼・喜・祈・危・忌・帰・記―にまつわる話が収録されています。

 本シリーズは体験者からの取材をもとにして構成されており,過剰な装飾的記載や強引な謎解き,及び筆者の憶測が一切排除されています。また,各話もたかだか数ページ以内に収められていることと相俟って,読後,非常に上質な余韻が残ります。単なる‘怖さ’だけではない,この‘余韻’こそが,本シリーズの秀逸さを特徴づけていると思います。

 筆者は,読者に,‘安定した現実世界’(という幻想)に揺さぶりをかけます。現世(うつしよ)と隔世(かくりよ)とのはざまに在ることの不安をかき立て,同時にこの不安な状態に在ることの快感をも与えてくれます。だからこそ,僕たち読者は,本シリーズの虜になってしまうのでしょう。
 数多ある怪談の中で,本シリーズが巻を重ねているのも頷けます。

 また,「文庫版あとがき」も,是非楽しんでいただきたいです。本編には載せられなかった後日譚も味わいがあります。

 いよいよ,次巻が最終巻です。待ち遠しいやら,惜しいやら…。
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