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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
再発見,
By カスタマー
レビュー対象商品: 新編 風の又三郎 (新潮文庫) (文庫)
宮沢賢治の作品は誰もが子どものころに一度は読んだことがあると思うのですが、大人になってから読むとこんなに深い物語だったんだ!と再発見があります。なにより、独特の日本語が美しいです。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
感動します,
By カスタマー
レビュー対象商品: 新編 風の又三郎 (新潮文庫) (文庫)
最初の、やまなしは私が中学生のとき教科書で読みました。当時は、クラムボンはかぷかぷわらったよ、というのが印象に残っただけでした。大人になって読みかえすと、なんて幻想的で素敵なお話なんだろうと思います。風の又三郎はあまりに有名でいう必要ないですが、やはり、誰でも子供のときの純な心を思い出すのではないでしょうか。ラストは何度読んでも感動してしまいます。そして、私がいつも読むたび涙がでそうになってしまうのが、この本に入っている虔十公園林です。短編で、あっという間に読めてしまいますが個人的にはお勧めです。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
宮沢賢治の闇を視る,
By
レビュー対象商品: 新編 風の又三郎 (新潮文庫) (文庫)
賢治童話はわかりやすく、ユーモラスで、少し悲しい。それが人気の秘密である、と単純に思っていた。しかしそれは違う。本書の中頃、「フランドン農学校の豚」で、何か本質的に違うものを感じた。そして「谷」「鳥をとるやなぎ」で理解する。天翔る独創、絢爛なオノマトペは、確かに賢治の魅力だけれど、それは一面でしかない。何しろ彼は詩人、言葉の達人である。「豚」の悲劇性、「谷」「鳥」の端正な文章と底知れぬ不気味さは、賢治の心の深闇を垣間見せる。彼が決して天真爛漫な人でなかったことは年表をみるだけで明らかであるのに、私は不明にして気付かなかった。もちろん本書の白眉は表題作であろう。しかしそれは単なる、山村の小学校に紛れ込んだ異分子と土地の子たちとの交流の物語、ではない。この物語を覆う不可知なものへの「畏れ」の感情を、私は前から読み進めて初めて理解できたと思う。
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